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【レポート】『名探偵ピカチュウ』監督・キャストが「東京コミコン2018」登場 ─ ロブ監督、東急ハンズに誘ってもらえない

東京コミコン2018 名探偵ピカチュウ
©THE RIVER

2018 年11月30日(金)~12月2日(日)開催の「東京コミコン2018」(幕張メッセ)で30日、ポケットモンスター初のハリウッド実写映画『名探偵ピカチュウ』のステージイベントが開催され、監督のロブ・レターマン、ティム役のジャスティス・スミス、ルーシー役のキャスリン・ニュートンら来日ゲストが登壇した。(記事最後に写真ギャラリー32枚)

東京コミコン2018 名探偵ピカチュウ
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話題の『名探偵ピカチュウ』が東京コミコンに

ピカチュウと共に事件の解決に挑む主人公ティム役のジャスティス・スミスは、しっかり練習したであろう日本語で「こんにちは、はじめまして、ジャスティスです。日本に来れて嬉しいです」とあいさつ。続けてヒロインのルーシー役を演じたキャスリン・ニュートンも日本語の披露に挑戦するが、「こんにちはー、私のナモ…」と失敗。恥ずかしそうに愛らしく飛び跳ねて、「私のなもえな、キャスリンです!」と再挑戦、でもちょっと惜しい。「みんなに会えて、嬉しいです」はバッチリ言えた。

東京コミコン2018 名探偵ピカチュウ
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監督を務めたロブ・レターマンも、「こんにちは」の日本語に続けて「ロブ・レターマンです。知ってる日本語はこれだけです(笑)」とあいさつした。

このステージでは、前日(11月29日)に国内解禁となったばかりの『名探偵ピカチュウ』予告編映像を上映。監督や出演者と共に最新の映像を観られるという貴重な機会となった。特にジャステスは、自身が演じた主人公ティムの映像内の動きを再現してみたり、「これ、僕だよ!」と言いたげにアピールしたりと楽しげ。キャスリンもピカチュウ登場シーンでは椅子に座ったまま嬉しそうに小躍りした。

東京コミコン2018 名探偵ピカチュウ
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『名探偵ピカチュウ』の内容について尋ねられたロブ監督は、「本作は素晴らしいですよ。予告編映像は実際の本編のごく一部。アクションもコメディもマジックも、たっぷり期待してくださいね」と誇らしげ。「でも、一番大事なのは、ジャスティ演じるティムと、探偵ピカチュウの素晴らしくチャーミングでハートフルな物語。最先端のCGで実写化しました。」

東京コミコン2018 名探偵ピカチュウ
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監督の発言を通訳が日本語で伝えている最中、ジャスティスとキャスリンが客席の中に早くもティムのコスプレ姿をしたファンを見つけた。嬉しそうに「あなた、凄いよ!」「ティムじゃん!」と指差し、「立って見せてよ!グルっと周ってみんなにも見せてあげて!」と起立を促し、「僕と同じ笑顔だね」と語りかけた。

東京コミコン2018 名探偵ピカチュウ
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来日ゲストが語る『名探偵ピカチュウ』最新情報

続けてティムとルーシーのキャラクター像について尋ねられると、ジャスティスは「僕が演じたのは保険会社に務めるティム・グッドマン。彼の仕事は超つまんないんです」と紹介する。「でも、彼の父が行方不明になって人生が揺るがされる。今のところ、言えるのはこれだけ!(笑)」

キャスリンは「私が演じたのはルーシー・スティーヴンス。報道リポーター志望の女の子で、ティムが何か情報を握っていると思っているんです」と語り、「パートナーのポケモンはコダックです!」と加えた。

本作のオファーを受けた時の気持ちについて、ロブ監督は「僕の子どもがポケモンの大ファンなので、すごく興奮しましたよ」と振り返る。「カードもゲームも買っていたし、子どもと一緒にアニメや映画も観てました。オファーを頂いたときは、僕だけじゃなく子どもたちも飛び跳ねて、家で一緒にピョンピョンしてました。」

ジャスティスは、オファーの連絡が入ったときは1人でレストランにいたそう。「電話が入って、役が決まったと伝えられて。でも1人だったから声を出すわけにもいかなかった(笑)。だから行儀よく片付けて、お店の外に飛び出してニューヨークの道端で飛び跳ねて叫びましたよ。僕の人生でも最高の瞬間でした。」

一方キャスリンは、ペットのプードルを抱いて自宅のソファにいたという。「ポケモンの世界に加わって物語を伝えられるなんて、なんて凄いことだろうと思いました。ルーシーというキャラクターも大好きですし、役者としても、ポケモンのいちファンとしてもラッキーでした。」

ジャスティスとキャスリン、超なかよし

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ジャスティスとキャスリンは、ステージ上でも仲よさげだ。一緒になってステージから手を振ったり、ピースサインを作ったキャスリンがこっそりジャスティスの後頭部にあてて「ツノ」を作ったり、反対側の肩を後ろから叩いてみたりと、子どものちょっかいの出し合いのような遊びでおどけている。共演前から仲が良かったのかと尋ねられると、2人して「知り合いではなかったんです!」と声を重ねて、「彼の番組(「ゲットダウン」)のファンだったんです」「僕も彼女の番組(「ビッグ・リトル・ライズ)のファンだったんです」「すごく良かったよね」「彼女もすごく良かったよ」と褒めちぎりあい。「すぐに打ち解けたんですよ。会ってすぐに冗談を言い合うようになって」とジャスティス。キャスリンも「彼とオーディションを受けたときから、”うまくいきそう”って思ってた。その通りになった…よね?」と続け、ジャスティスも「だと思うよ」と答えた。

司会が「本当に仲良しですね」と言うと、「いや、そうでもないよ…なんて、冗談!」とジャスティス。キャスリンが「現場でのジャスティスは凄いんですよ。(ポケモンはCGのため)何もない空間に向かって演技してるんです。びっくりしました。名演技ですよ」と絶賛すると、ジャスティスは「何言ってるの?ポケモンは実在するんだよ?」と頼もしい発言。「そうだった。ポケモンは実在するんだよ、みんな!」とキャスリン。

ポケモンをCGで立体化するにあたっての苦労について、ロブ監督は「信じられないくらい難しかった」と振り返る。「現実に生きていると思わせるようにするのがね。レジェンダリーと私と株式会社ポケモンで、手を取り合ってほぼ1年がかりで準備しました」というロブ監督によれば、ポケモンのオリジナル・デザインを手がけたクリエーターも参加し、「(オリジナル)のシルエットとスピリットに適切なリスペクトがなされるよう」努めたという。「予告編でも少しだけ観られますが、本編のでの出来は素晴らしいですよ!」

お気に入りのポケモンは?

お気に入りのポケモンを一匹だけ挙げるとしたら?という質問に、キャスリンは「コダック!」と即答。「コダック最高。その理由は、もうすぐ分かりますよ。今のうちにコダックのグッズを買い占めて。」

ジャスティスは「コダックも最高だけど、僕のお気に入りは第2世代に登場したワニノコ。子供の頃にゲームボーイカラーで初めてやったゲームが『ポケット・モンスター金』だったから好き。」続けてゲンガー、フシギギダネも加えると、隣でキャスリンが「1体だけでしょ!」とツッコミ。「じゃぁ私もトリミアンが好き。だってプードルだから!」

やんちゃな2人を脇に、ロブ監督が「僕のお気に入りもコダック。頭を抱えているのが良い。でもこの質問をされるたびにキャスリンがコダックを挙げるから…」と述べると、キャスリンは「コダックでもいいんですよ!コダックはみんなのお気に入りでいいの」と補足。対してロブ監督は、「今のお気に入りはバリヤードかな」と答えた。通訳が日本語で伝え終わるのを待つと、ロブ監督は「ピカチュウを忘れてるよ!」と加え、ちょうどスマホで自撮りしようとしていた最中のジャスティスとキャスリンも「ピカチュウは最高!」も賛同、しかしキャスリンは「コダックは聞き上手」と推しが止まらない。「今でもインスタで繋がってるし。」

東京コミコン2018 名探偵ピカチュウ
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東急ハンズに誘ってもらえなかったロブ監督

本作のために既に何度か来日しているというロブ監督は、日本からの影響色濃いハワイ生まれハワイ育ち。子供の頃から日本のアニメに触れることが多かったという。「いつも日本に来る度に時間がなくて行けず仕舞いなんだけど、東急ハンズに行ってペンや文房具をいっぱい買いたい」と意外な願望を明かすと、ジャスティスとキャスリンが「今日行ってきたよ!」「楽しかった、ペンも大量買いしたし」「あとスタンプも買えた」とまさかの報告。ロブ監督が「誘われてないんだけど!」と嘆くと、キャスリンは小さい声で「一緒に出かけるのはちょっと違うかな(We don’t wanna hang out.)」とボソリ、ジャスティスは「メール来てません?全員にメール送ってたんですけど」と確認したが、どうやらロブ監督には届いていない(?)ようで、割と本当に寂しそうな顔をしていた。

ジャスティスは「日本は特別な場所。両親が名古屋で出会って、アメリカに戻って僕が生まれたんです」との縁を明かす。「だからずっと来たかった。食事も最高!昨日の夜初めて寿司を食べました。素晴らしかった。今夜はロボットレストランに行くつもり。それからハリネズミカフェや猫カフェも行きたい」とのプランを語った。「やりたいことがいっぱい!」

キャスリンが日本でのプランを「原宿で服を買って、帰ってから毎日着たい。猫カフェも行きたいし、桜も見たい」と語ると、「4月にならないと」とジャスティス。「でもまた帰ってこればいいですよね!」

東京コミコン2018 名探偵ピカチュウ
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最後にメッセージを求められると、ロブ監督は「製作中の僕と同じくらい、皆さんにも楽しんで頂きたいです」、ジャスティスは「皆さんのサポートが本当に助かります」、キャスリンは「この作品に加われて本当に嬉しい。是非楽しんでくださいね」とあいさつした。

ギャラリー

「東京コミコン2018」開催概要

東京コミコン

会期:
2018年11月30日(金)12:00~19:00
2018年12月1日(土)10:00~19:00
2018年12月2日(日)10:00~18:00

会場:幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール

チケット情報

前売入場券

※チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスの3社で発売
発売:2018年9月1日(土)10:00~2018年11月29日(木)まで
11月30日(金):一般2,800円(税込)中高生2,200円(税込)
12月1日(土)、2日(日):一般3,200円(税込)中高生2,200円(税込)
詳細につきましては、オフィシャルサイトにて後日発表となります。
※英語でのご案内、海外在住の方はこちらのサイトをご利用いただけます。
Tickets for English Speaking persons and non-residents are available at:http://hollycontokyo.com/

当日入場券

※チケットぴあで発売
発売:2018年11月30日(金)0:00~
一般3,500円(税込)中高生2,500円(税込)
詳細につきましては、オフィシャルサイトにて後日発表となります。

「東京コミコン 2018」公式サイト:http://tokyocomiccon.jp/

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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