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カレン・ギラン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』でガーディアンズの時代が終わると『東京コミコン2022』で語る

東京コミコン2022 カレン・ギラン

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は時代の終わり?

最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』について明かせる情報はないか?と聞かれたギラン。「答えたくなければ“アイ・アム・グルート”と言えば良いです」との助け舟もあったが、次のように語って、次作で完結作とされる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の時代が終わるのだと告げた。

「撮影が終わったところなんです。6ヶ月も撮影しました。素晴らしい経験でした。今回のネビュラはちょっと違います。今も意地悪で怒りっぽいけど、今回はユーモアが加わっている。怒りとユーモアのバランスを取るのが面白かったです。

それに、ストーリーも美しい。ガーディアンズの時代の終わりです(and also it’s just a beautiful story, and the end of an era of guardians.)」

東京コミコン2022 カレン・ギラン

日本通であるカレン。日本滞在でやったことややりたいことを聞かれると、「まず、日本の人たちはとても愛嬌があって、礼儀正しくてピースフル。そこが好きなんです」と答えて、「抹茶が大好きなんです」と好みを語った。カレンは2018年の来日時にも「普段から抹茶を飲んでいる」と明かしていたが、今も抹茶が大好きで、日本で由緒正しいお茶会も経験できたという。「自分でも家で煎れるんですけど、自己流だったから。すごく美味しかった。お茶会、全部最高でした。もっと抹茶が飲みたいから、また戻ってきます!」

続いて、残忍なキャラクターであるネビュラ役へのアプローチについての質問が登場したが、トークに夢中で気づけばステージ奥に寄っていたカレン。「よければもっと中央に」と促されると、「そうだよね!私なんでこんなに端っこにいるの」と、またまたドギマギ。「で、ネビュラ役のアプローチ方法ですね。何年も演じているから、もう役に入り込むのは簡単なんです。4時間かけてメイクをしている間に、自然に役になっちゃうんです」。

『ガンパウダー・ミルクシェイク』「ドクター・フー」続投リクエストに回答

2019年公開のアクション主演作『ガンパウダー・ミルクシェイク』の続編を作ってほしいとのリクエストには、「是非とも!アクションシーンの撮影も楽しかった。私が今までやったアクションの中でも一番難しくて、大変だったけれど、もう1作やりたいです。どうなってるかはわからないけれど、もう一回、またガールズで集まりたい!」

さらに、「ドクター・フー」に復帰してほしいとのリクエストには、「ないとは言いません(Never say never)」とコメント。「それこそタイムトラベルものだし、何が起こってもおかしくない。もしかしたら、いつかね」と期待感を持たせた。

話題は再び『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』へと飛び、撮影の様子を尋ねられると「めっちゃ楽しいです!」と声を弾ませる。「だってみんな面白いし、変だし、変わり者ばっかりだし!ジェームズ・ガンが集めた、変人の集まり(the weirdest people)って感じ。それにジェームズ・ガンの作る空気感が素晴らしいんです。映画監督やリーダーとして素晴らしくて、すごく協力的な空気感を作るんです。だから私たちは、子どもみたいに遊べる感じ。」

東京コミコン2022 カレン・ギラン

また、「音楽も素晴らしいんです。映画に使用される曲のミックステープを、実際に撮影現場でも流すんですと。音楽を流して、ムードを作るんです。セリフを言う時は音楽がフェードアウトするんです」として、音楽を流しながら撮影を進めるジェームズ・ガン独自のスタイルについても語られた。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のミックステープにお気に入りの曲を追加するなら?との質問には、エディット・ピアフの「No Regrets」と回答。「何かの終わりに合う、壮大な曲だから」とのことで、ここでも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ終了をほのめかした。

シリーズを通じたネビュラのキャラクター性の変化については、このように語った。「最初は父親(サノス)との対峙がありました。彼女が荒れていて意地悪で怒りっぽいのは、彼が原因です。それから彼がいなくなって、やっと自分のパーソナリティを探求できるようになった。今、彼女は安全で、ガーディアンズという新しい家族がいます。彼女の人格が形成されていくのが見られると思いますよ」。

 ネビュラがここまで愛されキャラになったのはカレンさんの功績ですと讃えられると、会場の拍手を浴びながら「とても愛情を感じます」と喜び、「キャラクターに共感された方々とお会いするのは、とても幸せで光栄なことです。今日も、私の出演作を全作観ていますという方に出会いました。そんな風に私のキャリアを追ってくださる方がいるなんて、私は恵まれています。おかげで私も、もっと頑張れます!楽しんでくださって、本当にありがとうございます」。

東京コミコン2022 カレン・ギラン

もしもネビュラが船長になったら、会場の全員が宇宙の果てまでついていくと思いますよとのコメントに、カレンは「イエス!ネビュラがリーダーなら、みんなを船に招待します!お気に入りの曲を持ってきてね。巨大なミックステープを作るから!宇宙や時空の冒険に出かけましょう」と答えた。

映画『デュアル』(2022)や『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、もう1人の自分と対峙する機会も多いカレン。「SFやタイムトラベルものに出ることが多いから。すごく変な感じで、撮影ではもう1人の自分役として他の方が立つんですけど、良い時は女優さんが演ってくださる。でも毎回じゃなくって、『私がそっちの役を演じた時はこういう風に動くから、こんな感じでやってくれますか』って自分で頼むんです。そうやって、今度はもう一方を演じて。すっごく変な感じがするんですけど、それでネビュラの進化が見せられるから、私は気に入っています。彼女はあの時から、こんなに変わったんだよって」と、撮影の苦労話と醍醐味を語った。

東京コミコン2022 カレン・ギラン

最後にカレンは「このコンベンションに来てくれてありがとうございます。会いに来てくれてとても楽しいです。コスチュームやネビュラグッズで来られるみなさん、とてもクリエイティブで驚かされています。ありがとうございます!」と笑顔を弾けさせ、爽やかにステージを去った。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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