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『ハリー・ポッター』トンクス役ナタリア・テナ、完成度高い日本のコスプレイヤーに感激「全員に10ポイント」 ─ 「東京コミコン2023」に登場

東京コミコン2023 ハリー・ポッターステージ 撮影写真

東京コミコン2023」が初日を迎えた。毎年恒例、ハリウッドの人気俳優が会場を賑わすセレブステージ第1弾にナタリア・テナが登壇。金曜日にもかかわらずステージ前はファンたちで埋め尽くされた。

テナの代表作は、『ハリー・ポッター』シリーズのニンファドーラ・トンクス役や、「ゲーム・オブ・スローンズ」のオシャ役。両シリーズでは、登場シーンが少ないながらも要所要所で大きな存在感を見せた。直近では『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)にも出演。定期的にメジャー作品への出演を続けている。さらに、役者としてだけでなくインディーズバンド「Molotov Jukebox」のヴォーカルやアコーディオンとしても活動。マルチな才能を発揮している。

『ハリポタ』『ファンタビ』グラフィックデザイナーMina Lima登場東京コミコン2023 ハリー・ポッターステージ 撮影写真

テナ登場の直前には、『ハリー・ポッター』魔法ワールドの魅力を語る対談コーナー「WE LOVE ハリー・ポッター!」が行われた。ゲストには『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズのグラフィックデザイナーを務めるStudio MinaLimaのミラフォラ・ミナとエドゥアルド・リマが登壇。「忍びの地図」や「日刊予言者新聞」といった、劇中に登場する小道具のデザインの一部は2人が手掛けている。

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対談では、『ハリポタ』シリーズに携わることになったきっかけや、魔法ワールドの世界観創出の秘訣などをトーク。2人は、東京コミコンのためにデザインしたという特製「MinaLimaプリント」なども披露し、日本のファンへ敬意を示した。

ナタリア・テナ、『ハリー・ポッター』を語る

東京コミコン2023 ハリー・ポッターステージ 撮影写真

MinaLimaの2人が退場した後、MCの杉山すぴ豊の出迎えコールとともにナタリア・テナが登場。午前中に行われたオープニング・ステージですでにファンと対面を果たしていたテナは、再び大きな声でファンに挨拶。「ハーイ、コンニチハ!」と日本語でのメッセージを交えながら、「皆さんの姿が見られてとても嬉しいです。私の話を聞きにくれてありがとう」と笑顔で手を振った。

対談ではファンからのQ&Aコーナーが行われた。一つ目の質問は「トンクス役のオファーを受けた時の心境は何でしょう?」というもの。これにテナは思考を巡らせながら「トンクス役のお話をいただいた時には、アイルランドで劇をしていたんです。あの日、その時に呼び戻されるんじゃないかという直感が働いていたんですよ」と当時の心境を振り返る。「聞いた時はあまりの驚きに“ヤッター!”って感じだったんですけど、そのあと少し冷静になって、その日の仕事をこなしました。とにかくものすごく興奮しましたね」。

 

『不死鳥の騎士団』にはじまり、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』にも続けて登場するトンクスは、『ハリー・ポッターと死の秘宝』で非業の死を遂げる。ファンからの「私はトンクスが死んだことが許せません。トンクスが死んだことに対しては最初から知っていましたか?」という質問に、テナは「脚本をもらうまでは死ぬとは知らなかったです」。シリーズに参加するまでは『ハリー・ポッター』のことを知らなかったといい、「本も映画も見たこともなかったです」と語った。なんと、「ヴォルデモートはどこかの国だと思っていた」とか。こうしたユーモアを交えながらも、「あとでものすごくハマりました」と話してくれた。

ここで、同席していたコスプレイヤーの伊織もえからも質問。伊織が「ドーラ(トンクス)はハッフルパフだと思いますですが、もしご自身が組分け帽子を被ったら、どこの寮になるか考えたことはありますか?」と聞くと、テナは「オンラインで出来るって知ってますか?」と、魔法ワールド公式からリリースされている組分け帽子診断サイトについて言及しながら、「私はハッフルパフでした」と嬉しそうに回答。「パトローナス(守護霊)はラクーン(たぬき)が良いな、と思っていましたね」とも明かした。

 

『ハリー・ポッター』といえば、2001年の映画シリーズ誕生から現在も世界中で愛され続けるシリーズ。ここまで成功した秘訣について、テナはゆっくりと考えた後に自身の考えをこう明かしている。「物語が素晴らしいからだと思います。小さな男の子が階段下に追いやられて、“家族”からもひどい扱いを受けるとか、このお話は児童虐待を扱ったものでもありますよね。だから、自分がどういう人を選んで家族となっていくのかということを描いているんだと思います。これだけ愛されているのも、みんなが魔法を信じているからだとも思いますね」。

「マンダロリアン」「ゲースロ」『ジョン・ウィック』にも出演

東京コミコン2023 ハリー・ポッターステージ 撮影写真

『ハリポタ』卒業後も精力的に活動するテナは近年、「マンダロリアン」や『ジョン・ウィック:コンセクエンス』といったビッグタイトルにも出演した。ほか、メジャー作品では「ゲーム・オブ・スローンズ」にも出演しているが、それぞれの作品で演じたキャラクターでは、誰が一番素の自分に近いのか?ファンからのこの質問には「え〜、どうだろう」と頭を抱え少し悩んだ末に「たぶんオシャかな」と回答。「ゲーム・オブ・スローンズ」で演じた、素気ないながらもブラン・スタークを命を張って守り抜いたオシャをピックアップした。

オシャをはじめ、これまでテナは個性的なキャラクターを演じてきたが、彼女自身はどのような性格なのか。テナは「私自身もタフだと思います」と話す。さらに、自身の性格を役作りに活かすこともあるようで「キャラには自分の素の部分を足すこともありますし、逆にキャラを演じることで自分の性格に影響を与えるというところもあると思います」と語った。

続いての質問は「マーベルや『007』など、これから出てみたい作品はありますか?」。これにテナは「全部です」と身振り手振りを加えながら即答。さらに貴重なことに、プライベートで大好きだという作品も明かしてくれた。「皆さんが観たことがあるかわかりませんが、私は『ホワイト・ロータス』が大好きなんです。すごく良いですよ。『サイロ』も良い作品ですよ!小説も好きなんです」。

東京コミコン2023 ハリー・ポッターステージ 撮影写真

 

最後には、「なぜ、そんなに美しいのでしょうか?」という質問も。通訳が入り質問を理解した途端、テナは「アッハッハ」と声高らかに爆笑。「それにはどう答えたら良いかわからないですね(笑)」としながらも、「すっごく素敵な質問。質問してくれた方にありがとうって言いたいです」と伝えた。

Q&Aセッション後にはMinaLimaの2人も合流し、会場に駆けつけた『ハリポタ』のコスプレイヤーたちとの記念撮影も行われた。ゲストたちは再現度の高いコスプレイヤーたちを嬉しそうに眺めた。テナも隣に立つトンクスのコスプレイヤーに優しくボディタッチ。「みなさん素敵ですね」と感激した様子で写真に応じた。「日本の『ハリーポッター』ファンはいかがですか?」との問いかけには「ウェルダン(上出来)!」とテナ。「グリフィンドールやスリザリン、全ての寮、全員に10ポイント!」とダンブルドア校長さながらに参加者たちを称えた。

 

 

 

東京コミコン2023 ハリー・ポッターステージ 撮影写真

 

東京コミコン2023 ハリー・ポッターステージ 撮影写真

東京コミコン2023 ハリー・ポッターステージ 撮影写真

東京コミコン2023 ハリー・ポッターステージ 撮影写真

東京コミコン2023 開催概要

完全ガイドはこちら
会期 2023 年 12 月 8 日(金)11:00~20:00
9 日(土)10:00~20:00
10 日(日)10:00~18:00 ※開催時間は変更となる可能性があります。
会場 幕張メッセ(〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬 2-1)1 ホール~4 ホール
※ホールは変更となる可能性があります。
主催 株式会社東京コミックコンベンション、東京コミックコンベンション実行委員会
イベント内容 ・国内外映画、コミックなどの最新情報公開
・企業出展(限定・先行商品の販売、グッズの展示など)
・実際に映画で使用されたプロップ(小道具)や、レアグッズの展示
・最新技術を使った様々なコンテンツの体験
・海外セレブ俳優との交流
・ステージでのライブやパフォーマンス ・コスプレイヤーとの交流、コンテスト ・漫画家やイラストレーターの作品展示や販売、「アーティストアレイ」
お問い合わせ先 東京コミックコンベンション事務局 info@tokyocomiccon.jp

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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