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ノーマン・リーダス「ウォーキング・デッド」リック役にウソ日本語、生番組で「トイレはどこですか」事件

東京コミコン2025 ノーマン・リーダス&ショーン・パトリック・フラナリー

ポップカルチャーの祭典、「東京コミコン2025(東京コミックコンベンション2025)」が2025年12月5日に開幕した。

セレブステージに登場したのは、『処刑人』シリーズのノーマン・リーダス&ショーン・パトリック・フラナリー。司会は杉山すぴ豊、中丸雄一のほか、アンバサダーの山本耕史が務めた。

登場したノーマンは、「ありがとう、東京。僕たちを招いてくれて、温かく迎えてくれたことに感謝します。17歳のとき、千葉の本大久保に住んでいたので、日本はとても大切に思ってきました」と挨拶。また、ショーンも「リーダスの言う通りで、僕も日本と、この国の文化が大好きです。愛をもって歓迎してくださり、ありがとうございます」と話した。

東京コミコン2025 ノーマン・リーダス&ショーン・パトリック・フラナリー

「ウォーキング・デッド」ファンだという山本は、シリーズが15年も続くこと、演じるダリル・ディクソンがこれほど愛されるキャラクターになることを想像していたか?と質問。ノーマンは「ノー。まったく想像もしませんでした」と答えた。「毎週のように、僕はもう殺されるんじゃないかと思っていたんです。最高のキャストとスタッフですが、まさに青天の霹靂。森の中で、自分たちだけで始めたシリーズが、これほど長く続くとは」。

これまでの歴史で印象深い出来事を聞かれると、ノーマンは「数え切れないほどあります。共演者が結婚したり、子どもが生まれたり、亡くなってしまった人もいるし……」と回想。「ひとつ、面白い話があるんです」と明かした。

「プロモーションで、最後に東京に来たんです。早朝で、へとへとに疲れていたんですが、朝7時半にテレビの生放送。部屋中にカメラが12台もいて……始まる前にコーヒーを飲んでいました。すると、アンドリュー・リンカーン(リック・グライムズ役)が、“君は日本語を話せるんでしょ?”と言うので、“すこし(日本語)”と。そうしたら彼が、“Thank you for having me(招いてくれてありがとう)”ってどう言えばいいのかと聞くんですよ。

それで、いざ生放送が始まったら、アンディが立ち上がって、“トイレはどこですか?(日本語)”ってみんなに聞くんですよ(笑)。みんなはビックリしていて、彼の声はどんどん大きくなってね。みんな、“おい、生放送だぞ”って(笑)。彼が座って、“僕は何を言ったんだ?”と聞くから、そこで教えてあげたんです。君はトイレの場所を聞いたんだよ、と。それが僕にとっては最高の思い出ですね。」

東京コミコン2025 ノーマン・リーダス&ショーン・パトリック・フラナリー

ちなみに、ノーマンからは「デス・ストランディング」のエピソードも飛び出した。出演の経緯については、ギレルモ・デル・トロから「監督から連絡があるから、とにかく“イエス”と答えろ」と言われたといい、「これまでにしたことのない仕事だった」という。

監督の小島秀夫からは、「ノーマンに近い人が出てきたほうがプレイヤーが共感できる」という話があったそうで、なるべく自分に近い形で、何度も同じ演技を忠実に繰り返すという経験をしたそうだ。「だから、ゲームに出てくるのは僕そのもの。ワイルドな経験だったけれど、彼(小島)は天才で、とてもクリエイティブで、信頼しています。とても楽しかった」と振り返った。

東京コミコン2025 ノーマン・リーダス&ショーン・パトリック・フラナリー

東京コミコン2025 ノーマン・リーダス&ショーン・パトリック・フラナリー

東京コミコン2025 ノーマン・リーダス&ショーン・パトリック・フラナリー

東京コミコン2025 開催概要

東京コミコン2025

名称 東京コミックコンベンション2025 (略称:東京コミコン2025)
会期 2025年12月5日(金)11:00~19:00
12月6日(土)10:00~19:00
12月7日(日)10:00~18:00 ※開催時間は変更となる可能性があります
会場 幕張メッセ(〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)1ホール~6ホール予定
主催 株式会社東京コミックコンベンション、東京コミックコンベンション実行委員会
イベント内容 国内外映画、コミックなどの最新情報公開、企業出展(限定・先行商品の販売、グッズの展示など)実際に映画で使用されたプロップ(小道具)やレアグッズの展示、最新技術を使った様々なコンテンツの体験、海外セレブ俳優との交流、ステージでのライブやパフォーマンス、コスプレイヤーとの交流、コンテスト、漫画家やイラストレーターの作品展示や販売、「アーティストアレイ」
お問い合わせ先 東京コミックコンベンション事務局 info@tokyocomiccon.jp

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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