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【レポート】東京ディズニーシーの新アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」 ─ 空を飛ぶ夢が叶う、誰もが楽しめる雄大な飛行体験

小さい頃から、大空を飛ぶのが夢だった?その夢が叶うよ。

東京ディズニーシー®に、新しい大型アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」が2019年7月23日よりグランドオープンを果たす。海外のディズニーテーマパークで大人気の「ソアリン」に新たなシーンが加わった、「空を飛ぶ」をテーマにした東京ディズニーシーオリジナルのアトラクションだ。

東京ディズニーシーの新アトラクション登場は、2017年5月の「ニモ&フレンズ・シーライダー」以来2年ぶり。投資総額は約180億円だ。新たな人気アトラクションとなるであろう「ソアリン:ファンタスティック・フライト」に乗って、THE RIVERも一足お先に空を飛んできた。

「ソアリン:ファンタスティック・フライト」とは

東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」

東京ディズニーシー内メディテレーニアンハーバーにオープンした「ソアリン:ファンタスティック・フライト」でゲストが訪れるのは、メディテレーニアンハーバーの丘の上に立つ美しい「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」だ。ここは、空を飛ぶという人類の夢を称える特別な博物館で、飛行の研究に情熱を注ぎ、未来を夢見て努力し続けた女性、カメリア・ファルコの人生を振り返る特別展が開催されている。

博物館を訪れたゲストは、さまざまな展示物を見ながら館内を巡り、カメリアの功績を称える特別展のギャラリーに入る。そこでゲストは、カメリアのスピリットとの不思議な出会いを体験し、最後にはカメリアが仲間とともに開発した空飛ぶ乗り物、ドリームフライヤーに乗り込むことにある。「イマジネーションや夢を見る力があれば、時空を超え、どこにでも行くことができる」と信じていたカメリア。その思いが込められたドリームフライヤーとゲスト自身のイマジネーションや夢を見る力が、ゲストを壮大で爽快な空の旅へと誘う。

ソアリンは、米カリフォルニア州アナハイムの「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」とフロリダ州オーランドの「エプコット」、上海のディズニーランドにも行列必至の大人気アトラクションとして存在したもの。日本へは「ソアリン:ファンタスティック・フライト」として、満を持してのグランドオープンだ。

「ソアリン:ファンタスティック・フライト」待ち列

荘厳な外観

東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」

白を貴重とした外観は荘厳で美しい。門をくぐると、まずはカメリアの愛したハヤブサ、アレッタの像が威風堂々とお出迎えだ。列を進んでいく壁面には、博物学者のバルトロメウ・デ・グスマンや古代ギリシャのアルキタスなど、空にロマンを寄せた歴史上の偉人たちが描かれている。

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建物内へ

ロビー

東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」

いよいよ建物内に入ると、その様子はまさに博物館だ。「ロビー」には、博物館の起工式やオープニングセレモニーの様子が描かれた絵画のほか、セレモニーで使われたリボンやハサミなど、博物館の歴史にまつわる品々が展示されている。レセプションの横には、博物館の創設者であるファルコ家の紋章と現在博物館を運営している探険家・冒険家学会(S.E.A.)の紋章を見ることができる。

ロタンダ

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続いて、博物館の常設展の展示会場「ロタンダ」へ。まず目に入る中央のオベリスクには、S.E.A.の紋章が飾られている。壁面には考古学、生物学や気球の資料から、魔法のじゅうたんの切れ端や空飛ぶホウキなど、おとぎ話に登場するアイテムまで様々な展示物が。中には、天狗の団扇に関する資料も。カメリアは本当に古今東西の研究を重ねていたようだ。

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半球形の見事な天井を見上げると、世界各国の「空を飛ぶ」夢や伝説が8枚描かれている。おや、江戸の街を風呂敷で飛ぶ忍者の姿もあるではないか。

ギャラリー

東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」

そのまま「ギャラリー」へ進むと、カメリア・ファルコの生誕100周年を記念した様々な展示物が広がっていて、カメリアの大きな肖像画や、ハヤブサのアレッタの像も飾られている。また、幼いカメリアと家族が描かれた絵画や、熱気球で世界中を旅した際の記録、S.E.A.初の女性会員に認められた際の記念メダルなどが展示され、彼女の人生を振り返ることができる。

「ソアリン:ファンタスティック・フライト」いざ空の旅へ

大空へ馳せる想いが飛び出しそうになる気持ちを抑えながら、搭乗口「テラス」に向かおう。ここでゲストは3列になって移動することになる。「テラス」へ入ると、大きなブランコ型のライド「ドリームフライヤー」が縦横それぞれ3列ずつ並んでいて、前方には巨大なドーム型スクリーンが広がっている。1シアターあたり87人の乗員定員で、これが2シアターあるということだ。座席シートは大空の風が通り抜けるメッシュになっていて座り心地も軽やか。シートベルトを絞めて、いざ空の旅へ。

東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」

「ソアリン:ファンタスティック・フライト」は、縦3列の「ドリームフライヤー」が前方の巨大スクリーンに向かってせり上がり、上中下の3段整列で空中飛行を体験できる。視界いっぱいのスクリーンに世界各地の美しい飛行風景が描き出され、爽やかな風や香りを全身に浴びると、本当に空を飛んでいる心地だ。その雄大な風景を、ネタバレにならない程度でごく一部だけご紹介しよう。

東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」 東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」

この他、世界各地の大空を約5分間飛び抜ける。ダイナミックな景色の中に飛び込んでいく気分はまるで夢のよう。雄大な空中飛行を味わうアトラクションのため、ジェットコースターのような急降下もなく、絶叫マシンが苦手な方も一切心配なし。お子さんも安心して楽しむことが出来る。乗り物酔いも比較的起こりにくいので、誰でも何度でも乗りたくなるだろう。なお、足はブラブラ状態になるので、脱げやすいサンダル類は必ずシート下ポケットへ収納しよう。

あっという間に感じられる飛行を終え、「ソアリン:ファンタスティック・フライト」を出たら、東京ディズニーシーに広がる大空を見上げて深呼吸。引き続きパークを存分に楽しもう。

東京ディズニーシー®の新規大型アトラクション 「ソアリン:ファンタスティック・フライト」は、 2019 年7月23日(火)グランドオープン。

「ソアリン:ファンタスティック・フライト」特設サイト:https://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/soaring/
©Disney

「ソアリン」乗ったらコレ!

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。