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『テッド・バンディ』ザック・エフロン vs 名優ジョン・マルコヴィッチ、法廷での対決 ─ 実在の凶悪殺人鬼、自分の弁護士として裁判に臨む

テッド・バンディ
©2018 Wicked Nevada,LLC

『グレイテスト・ショーマン』(2017)ザック・エフロンが実在の連続殺人鬼テッド・バンディを演じる、衝撃の実話映画『テッド・バンディ』が2019年12月20日(金)に公開される。このたび、“ハリウッドが生んだ変人”とも称される名優ジョン・マルコヴィッチが12月9日に誕生日を迎えたことを祝し、ジョン・マルコヴィッチ演じる判事とテッド・バンディが法廷での白熱した戦いを繰り広げるシーンが到着した。

30人以上の女性を惨殺したとされるテッド・バンディは、IQ160の頭脳と美しい容姿で司法・メディアを翻弄し、“シリアルキラー”の語源になった稀代の殺人鬼。女性からは恐怖の対象でしかないが、刑務所には連日多くのファンレターが寄せられるなど、魅惑的なカリスマ性も持ちあわせていた。死刑判決を3度受けるも徹底して無罪を主張、容疑者でありながら法的能力を認められ、自らの弁護士として法廷に立ったテッドは、ロースクールに通った成果を存分に発揮する……。

そのルックス、知的で自信に満ちた振る舞いに世の女性は熱狂。検察側の参考人を皮肉れば、そのユーモアに傍聴席の女性たちからは拍手や声援が送られた。マルコヴィッチ演じるコワート判事は、この異常事態を見るや「ここは春休みのフロリダじゃない!」と一喝。「シーワールドのイルカショーとも違う、極刑に値する事件の裁判だ」と語りかけ、テッドにも油断せぬようにと厳しく言い渡すのだった。

テッド・バンディ
©2018 Wicked Nevada,LLC

マルコヴィッチとの共演について、ザックは「最高にかっこよかった」と話している。「真剣だけど好奇心旺盛で、演技を愛する人と話すのが好きなんだと思いました。多くのことを学びましたよ。1人の役者からこんなに学んだのは珍しいくらい。彼の目をまっすぐ見つめて演じる場面は鳥肌が立ちました。僕の憧れ、ヒーローです」。

『テッド・バンディ』

1969年、ワシントン州シアトル。テッド・バンディ(ザック・エフロン)とシングルマザーのリズ(リリー・コリンズ)は、あるバーで恋に落ちた。テッドとリズ、彼女の幼い娘モリーは幸せな生活を築いていくが、日常は突然に崩れ去る。車の信号無視で警官に止められたテッドが、後部座席にあった道具袋を疑われて逮捕されたのだ。テッドにかけられたのは、マレーで起きた誘拐未遂事件の容疑。犯人の車としてテッドの愛車と同じフォルクスワーゲンが目撃されていたほか、犯人の似顔絵はテッドによく似ていた。リズは混乱し、テッドはまったくの誤解だと説明するが、やがて事件の真相が明らかになっていく。

テッド・バンディ
©2018 Wicked Nevada,LLC

テッド・バンディ役で主演を務めたのは、爽やかなイメージを完全に脱却し、演技派俳優としての評価を一気に高めたザック・エフロン。テッドの恋人リズ役にリリー・コリンズ、判事役に名優ジョン・マルコヴィッチ、そのほかカヤ・スコデラリオやハーレイ・ジョエル・オスメントら豪華キャストが揃った。監督はドキュメンタリー作家のジョー・バリンジャー。記録映像やインタビューなどを通じてテッド・バンディに迫ったNetflixオリジナル作品「殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合」も手がけ、劇映画とドキュメンタリーの双方からテッド・バンディという人物を徹底的に掘り下げる試みに挑戦した。

映画『テッド・バンディ』は2019年12月20日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー

こちらは米国版予告編

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THE RIVER編集部THE RIVER

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