こうして『TENET テネット』は作られた、メイキング映像10分間 ─ 時間逆行、飛行機激突、肉弾戦アクションまで

日本でも大ヒット中、クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』はこうして作られた……。なんという大盤振る舞いだろう、このたび約10分間のメイキング映像が公開された。なるべくCGを使わず実写で撮影するスタイル、〈時間の逆行〉アクションの舞台裏などを、キャスト&スタッフのインタビューとともにじっくりと楽しむことができる。
メイキング映像には、主人公の“名もなき男”を演じたジョン・デイビッド・ワシントンをはじめ、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキやケネス・ブラナーといったキャスト、製作のエマ・トーマス、撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマといったスタッフたちが撮影現場を振り返る。〈時間の逆行〉という誰も観たことのない世界を描き出したノーランだが、ジョン・デイビッドいわく、撮影現場は「まるでドキュメンタリーの撮影のようだった」。どこまでも“本物(リアル)”での撮影にこだわったことが明かされる。
世界全体の危機を描くために必要だった7ヶ国でのロケ撮影、飛行機を実際に建物に激突させる前代未聞のシーンにとどまらず、ジョン・デイビッドは〈時間の逆行〉アクションを自ら習得して演じている。「今までに見たことのない動きだ。何度もリハを繰り返した」。その難易度たるや、アメリカンフットボールの元選手という身体能力でも苦戦したとか。また、ノーラン監督は「どの作品でも自分に挑戦したい。新しいものを観客に提供したい」と情熱を語る。常に最高のエンターテインメントを生み出すため、自らの限界に挑み続けるフィルムメーカー、クリストファー・ノーランの真髄を感じてほしい。
映画『TENET テネット』は2020年9月18日(金)より全国公開中。
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