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サラ・コナー役リンダ・ハミルトン『ターミネーター』新作に出演へ!若手ヒロインも起用、第2作の直接的な続編に

ターミネーター
※画像はイメージです

ジェームズ・キャメロン監督が準備している『ターミネーター』最新作に、シリーズでサラ・コナー役を演じたリンダ・ハミルトンが出演することがわかった。シリーズに関するイベントにてキャメロンが明かしたことを、米ハリウッド・レポーター誌が報じている。

堂々の復帰、時代へのメッセージに

シリーズ第1作『ターミネーター』(1984)および続編『ターミネーター2』(1991)でサラ・コナー役を演じたハミルトンは、その後『ターミネーター4』(2009)に声の出演を果たした以外、これまでサラ・コナー役を演じてこなかった。ドラマ・シリーズ『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』(2008-2009)ではレナ・ヘディが、映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)ではエミリア・クラークが同役を演じている。

すなわちハミルトンがサラ・コナーとしてスクリーンに登場するのは『ターミネーター2』以来となる。新作の公開時期は不明だが、2018年に撮影が行われることから2019年公開と仮定しても実に28年ぶりの復帰だ。2017年で61歳になる彼女は、かつて『ターミネーター2』拡張特別篇のラストに登場した“老いたサラ・コナー”さながらの姿となっている。
そんなハミルトンをあえてサラ・コナーとしてキャスティングする意図について、キャメロンはこのように述べたという。

「当時、彼女(リンダ・ハミルトンのサラ・コナー)がジェンダーやアクション・スターにとって意義の大きいものだったように、彼女が復帰する熟練の戦士をきちんとしたステートメント(声明)にしたい。(映画で)50歳や60歳の男が悪いヤツを殺すことはあっても、その女性版はありませんからね。」

このたびの発表により、『ターミネーター』最新作にはアーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトンというオリジナルメンバーが再結集することになった。ただしキャメロンによると、物語の中心を担うのはあくまで若い世代のキャラクターだという。

新たなストーリーの、新たな中心となる18歳くらいの女性を探し始めています。これまで通り複数の時間軸を用意して、未来と現在にキャラクターを登場させる予定です。多くは新しいキャラクターですが、アーノルドとリンダの役どころがその支えになるんですよ。」

『ターミネーター2』の直接的続編に

『ターミネーター』最新作でメガホンを取るのは、『デッドプール』(2016)のティム・ミラー監督だ。キャメロン&ミラーの2人は、すでに本作を『ターミネーター2』から直接つながる続編として構想しているという。『ターミネーター3』以降の作品がどのような扱いになるのか、およびストーリーの内容は不明だが、そのテーマにはテクノロジーの秘める恐ろしさが強調されることになるようだ。

本作の脚本はキャメロンによる原案にもとづき、すでに結成された脚本家ルームによって執筆される。
そのメンバーには『ブレイド』シリーズや『ダークナイト』3部作のデヴィッド・S・ゴイヤー、かつてキャメロンとともにドラマ『ダーク・エンジェル』(2000-2002)を手がけたチャールズ・H・エグリー、前述した『サラ・コナー クロニクルズ』のジョシュ・フリードマン、DC映画『グリーン・ランタン・コァ(原題:Green Lantern Corps)』を執筆するジャスティン・ローズが名前を連ねた。

ところで2017年8月、キャメロンは『ワンダーウーマン』をハリウッドの「後退」だと厳しく批判し、かつて描いたサラ・コナーとキャラクターの造形を比較している。そのサラ・コナーを現代のスクリーンに呼び戻し、新たなヒロインと共演させるあたり、おそらく本作はキャメロンによる“回答”が示される作品にもなることだろう。

『ターミネーター』最新作は2018年春より撮影が実施されるという。今後の情報にも引き続き期待しよう。

Source: http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/linda-hamilton-set-return-terminator-franchise-1040948
©THE RIVER

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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