『トランスフォーマー/ONE』は3部作の幕開け?プロデューサーが説明

『トランスフォーマー』シリーズ最新作となるCGアニメ映画『トランスフォーマー/ONE』は、新たな3部作の幕開けとなる?シリーズのプロデューサーであるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラは、以前、『トランスフォーマー/ONE』を「彼らの関係性を描くなら3部作にするのが自然」と語ったことについて、新たに補足を加えた。
2024年9月20日に日米同時公開となる『トランスフォーマー/ONE』は、オプティマス・プライムとメガトロンの若き日を描くオリジン・ストーリー。過去の実写映画シリーズと物語上のつながりを持たず、独自の展開が用意される。
ボナヴェンチュラは「3部作にするのが自然」と紹介していたことについて、「サンディエゴ・コミコン2024」で米Comicbook.comに対して「少し間違った形で報道されました」と訂正。おそらく、『トランスフォーマー/ONE』が3部作の始まりである、と確定的な形で広まったことを懸念しているのだろう。
「私が言ったのは、3部作が自然であるということ。なぜなら、二人のキャラクターがどのように成長するのか、非常に強い感覚を得ているからです。そして興味深いことに、もしも幸運にも第2作や第3作まで辿り着けば、おそらく最も重要になるであろうポイントもわかっています。つまりキャラクター主体になるということで、だから私は(3部作になるのが)自然だと言ったんです。」
映画ビジネスに長いボナヴェンチュラは、映画のシリーズ化がいかに難しいかを熟知しているひとりだ。本作についても、続編ありきで企画しているわけではない、映画が成功して初めて続編もあり得る、と伝えたいのだろう。
英語版で若かりしオプティマスプライム(オライオンパックス)の声を担当するのは、『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズや最新作『マッドマックス:フュリオサ』のクリス・ヘムズワース。またメガトロン(D-16)の声は『ゴジラ×コング 新たなる帝国』のブライアン・タイリー・ヘンリー、エリータ-1役は『アベンジャーズ』シリーズや『ブラック・ウィドウ』のスカーレット・ヨハンソンが担当。また監督は大ヒットシリーズ『トイ・ストーリー4』のジョシュ・クーリーが務め、若かりしトランスフォーマーたちの友情を演出する。
日本語吹替版キャストには、「呪術廻戦」五条悟や「ハイキュー」黒尾鉄朗など数々の人気キャラクターを演じている中村悠一がオプティマス(オライオンパックス)の声を演じる。さらに「呪術廻戦」東堂葵や「THE FIRST SLUM DUNK」の桜木花道など、情に厚熱血キャラクターを演じている木村昴が、もう一人の最強のトランスフォーマー、メガトロン(D-16)を演じる。バンブルビー(B-127)役として、シリーズでもすっかりお馴染みになった木村良平が軽快なトークを繰り広げている。約40年に渡りオプティマス役の声を務め、トランスフォーマーシリーズを牽引し続けてきた玄田哲章が本作ではトランスフォーム能力を解き放つアルファトライオンを演じる。
『トランスフォーマー/ONE』は2024年9月20日、日米同時公開。
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