『トランスフォーマー』Pに「ビーストウォーズ」日本人気を知ってるか聞いてみた ─ 『ビースト覚醒』独占スクープたっぷり単独インタビュー

──ちなみにロレンツォさん、「ビーストウォーズ」は日本で熱狂的に支持されているって、ご存知でしたか?
はい、そう聞きました。
──アニメ版の日本語吹替では、声優さんたちが面白いアドリブをしまくって、かなり笑える形でローカライズされているんですが、そちらもご存知でしたか?
いや、それは知らなかったですけど、素晴らしいね。
──実は「声優無法地帯」なんて呼ばれて愛されています(笑)。
そうなんだ、それは素晴らしいね!(笑)実際、嬉しいことです。『トランスフォーマー』シリーズは日本でいつも大成功していますから、「ビーストウォーズ」に元々それだけの人気があるということは、今作もさらに成功できそうな気がします。製作側も、我々の仕事を観客が気に入ってくださるというのは、毎回本当にありがたいことなんですよ。だから今作でも、日本に行けたらいいなと思います。僕が決めることじゃないけど(笑)。日本はいつ訪れても最高だし、日本の皆さんがそんなに熱狂してくれているだなんて、本当に嬉しい限りです。
──そうなんです。日本の僕たちも、ビースト戦士がついに実写化ということで、めちゃくちゃ興奮しています。実際、本作でビースト戦士の登場場面はどれくらいあるんですか?いっぱい出てくれますか?
なんならビースト戦士と共に映画がスタートしますから、彼らのことをしっかり理解できると思いますよ。映画が始まるまで彼らの正体は不明ですが、映画が始まったら少し詳細が明かされて、きっと「もっと彼らのことを知りたい」と思ってもらえるはず。
それからマキシマル(=ビースト戦士)は派手な形で再登場して、そこからずっと出っぱなしです。ニューヨークの場面では登場が難しい。さっき言ったみたいに、街中を彼らがウロつくわけにはいかないからですね。だから場面がペルーに移ると、彼らが合流してくるわけです。
──登場するマキシマルは全部で何体ですか?
5体です。
──プレダコン(敵陣営。『ビーストウォーズ』におけるデストロン)はどうですか?
プレダコンも何体か登場しますし、テラートロンも出ます。オートボットと人間、マキシマルが味方サイドで、プレダコンとテラートロンが敵サイドです。
『トランスフォーマー』の1作目にスコルポノックっていうサソリ型のディセプティコンが出てきたの、覚えてる?あいつをずっと再登場させたいと思ってて、そういうのがたくさん登場しますよ。スコルポノック、カッコいいからね。
──セリフの分量はどうですか?僕はチーター推しなんですけど、いっぱい喋ってくれますか?
チーターはちょっと喋るかな。キャラクターが多いからね、セリフの配分が難しいんです。主要キャラは当然セリフが多い。マキシマルは、オプティマスプライマルとエアラザーがたくさん喋る。オートボットはオプティマスプライムと新キャラのミラージュがたくさん喋る。これを均一にしちゃうと、結果としてキャラ紹介が薄くなっちゃうんですよ。
──ファンの多くは、本作がマイケル・ベイ版からのリブートなのかどうかを気にしています。実際のところ、どうなっていますか?