『ザ・コンサルタント2』にアナ・ケンドリックは続投しないと判明 ─ 監督が理由を明かす

ベン・アフレック主演のサスペンス・アクション映画『ザ・コンサルタント』(2016)の続編映画『ザ・コンサルタント2(原題:The Accountant 2)』の米国公開が迫る中、監督で続投するギャヴィン・オコナーが、前作でデイナ・カミングス役を演じたアナ・ケンドリックはカムバックしないと明かした。
物語の主人公は、天才会計士にして凄腕殺し屋のクリスチャン・ウルフ。前作ではウルフが大企業の陰謀に巻き込まれ、謎めいた過去が徐々に明かされていった。続編では、正体不明の暗殺者に元上司を殺された財務省職員のメディナが、事件を解決するためクリスチャンに協力を求める。クリスチャンはブラクストンの助けを借りながら謎に迫っていくが、真実に近づくにつれ、捜査を阻止しようと企む敵を引き寄せてしまう……。
続編には、ウルフ役のベン・アフレックをはじめ主要キャストの続投が報じられているが、ケンドリックの復帰については不明だった。米Screen Rantでオコナー監督は、ケンドリック演じるデイナは登場しないと明言。その理由について「まったく新しい映画だから」と説明している。
デイナは前作のストーリー展開で重要な役割を果たし、犯罪の陰謀に巻き込まれるが、ラストシーンでは彼女が新しい人生へ踏み出すことが示唆されていた。また監督は、続編で新たにスポットライトが当てられるキャラクターたちにも言及している。
「続編では、ジャスティンの出番がずっと多くなっています。それから、ハーバー・ニューロサイエンスとそこの子どもたち全員です。ジャスティンと一緒に働く子どもたちと一緒にこの世界を作り、神経発達障害や自閉症スペクトラムを患っている子ども全員を、役を演じてもらうためにキャスティングしました。」
前作でジャスティン(アリソン・ライト)の出番は少なく、映画の終盤では彼女がウルフの幼なじみで、彼の犯罪組織でパートナーとして活動していたことが明らかになった。ジャスティンはハーバー神経科学研究所を設立した神経科学者の娘で、続編ではジャスティンとウルフの関係や、幼少期に自閉症と診断されたウルフの過去も掘り下げられる可能性がありそうだ。
続編では、ウルフ役で主演するアフレックのほか、ブラクストン役でジョン・バーンサル、メリーベス・メディナ役でシンシア・アダイ=ロビンソン、メディナの上司で財務省の金融犯罪取締ネットワーク局長のレイモンド・キング役でJ・K・シモンズが続投。脚本のビル・ドゥビュークも復帰している。
映画『ザ・コンサルタント2(原題:The Accountant 2)』は2025年4月25日に米国公開予定。
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Source:Screen Rant