『ザ・コンサルタント2』新予告、クリスチャン・ウルフがまさかの婚活パーティーに ─ サスペンスから一変、コメディ要素が大幅強化

ベン・アフレック主演のサスペンス・アクション映画『ザ・コンサルタント』(2016)の続編映画『ザ・コンサルタント2(原題:The Accountant 2)』より、新たな予告編が公開された。驚くべきことに、コメディ要素が大いに加わっている。
ベン・アフレックが演じるのは、サヴァン症候群によって数字に関する天才的な才能を持つ会計士にして凄腕殺し屋のクリスチャン・ウルフ。他人とのコミュニケーションには問題を抱えているが、数字に隠された秘密を鋭く暴き出し、さらに卓越した戦闘スキルとともに暗躍する。
続編予告編、一人でトレーラーハウス暮らしを続けるクリスチャン・ウルフがスーツ姿で出席したのは……なんと婚活パーティーだ。どうやらクリスチャンはここで女性に大人気のようで、彼のテーブルには行列ができている。クリスチャンは営業スマイルと真顔を瞬時に切り替えながら女性たちと会話を進めていくのだが……。
「私、キャンプが好きなんです!プロフにキャンピングカーの写真あげてましたよね?」と女性に尋ねられたクリスチャンは「はい!僕の家です」とニッコリ。「住んでます」「一時的にですか?」「いや、ずっと住み続けます。いずれ我が身体が屍となるまで」……。
なんとクリスチャン・ウルフ、天才的な才能を駆使して婚活アプリのアルゴリズムを解析し、女性にとって最も効果的な回答の予測モデルを確立していたらしい。だから彼のテーブルには女性たちの行列ができていたというわけだ。しかしコミュニケーションスキルが皆無であるため、女性との会話は全くうまくいかない模様。
シリアスな前作から一変、コメディ色を強めた続編でも「パズルはお好きですか?」とのセリフとともに危険なミッションが登場。J・K・シモンズが演じたレイモンド・キングが殺害され、クリスチャンは彼の未完の仕事をやり遂げるために依頼を受ける。そんな彼が頼ったのは、前作で捻りの効いた対立劇を演じた弟のブラクストン(ジョン・バーンサル)だ。
「もしもし兄貴だけど。24時間でカリフォルニアに来れる?」いきなりの無茶振りにブラクストンも困惑。「突然なんだよ?どうしてたんだ?メリー・クリスマス、誕生日おめでとう」。久しぶりの連絡に、季節のあいさつをまとめて贈ったつもりが、「いや誕生日じゃないだろお前の誕生日は11月11日だろ」と早口のマジレスで返されてしまう。
結局、兄弟は合流を果たし、ともにミッションに挑んでいく。二人で飲みに出かけては豪快にケンカをかましたり、一緒のベッドで寝たりと、兄弟愛を覗かせるほのぼの場面も続々登場。最後には二人揃って武装し、危険な戦闘地帯へと飛び込んでいく……。
続編では、ウルフ役で主演するアフレックのほか、ブラクストン役でジョン・バーンサル、メリーベス・メディナ役でシンシア・アダイ=ロビンソン、メディナの上司で財務省の金融犯罪取締ネットワーク局長のレイモンド・キング役でJ・K・シモンズが続投する。
監督は前作に引き続きギャヴィン・オコナー。大胆な方向転換が見られるが、「前作でやったことを繰り返すことに関心はなかったので、前作をベースにしつつもリフレッシュした、まったく違う、きちんと新しいものを作りたかったのです」と語っている。
三部作構想もあるといい、2025年4月25日公開後の全米での興収パフォーマンスが重要となりそうだ。日本公開は未定。
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