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『ザ・バットマン』ブルース・ウェインの内面をキャスト&監督が分析、特別映像が公開

ザ・バットマン
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DCコミックス最新作『THE BATMAN -ザ・バットマン-』より、主人公ブルース・ウェインの心情をキャスト&監督が語る特別映像が公開された

今回の特別映像では、豪華出演者たちが本作で深く掘り下げられたブルースの心情についてそれぞれの視点で語っている。ロバート・パティンソンが「初めて会う人間にも私怨があるように戦う、ある意味両親を殺した敵への憎悪を感じるのです」と話せば、ゾーイ・クラヴィッツが「すべてに白黒や善悪がつけられるわけではなく、大きなグレーゾーンも存在します」と分析。さらに、このほかペンギン役のコリン・ファレルや知能犯・リドラー役のポール・ダノ、ゴードン警部補役のジェフリー・ライト、執事アルフレッド役のアンディ・サーキスそれぞれが、本作が非常にエモーショナルな物語であることを証言している。

また、監督・脚本・プロデュースを務めたマット・リーヴスが、「“俺は復讐だ”。(原作)コミックで何度も使われるこの台詞を彼に言わせたかったのです」と語る通り、劇中でバットマンは自身で度々口にし、敵からは「復讐野郎!」と罵られながらも、感情の赴くままに復讐心を炸裂させる。「ブルースの追い求める人生の意味とはいったい何なのか、これは非常に心理的な物語なのです」。

本作の魅力は、ヒーロー映画の枠を超えて、2年目で未完成のバットマン/ブルース・ウェインの心情を深く抉り出したエモーショナルな人間ドラマである点。幼い頃に両親を殺されたブルースのトラウマは、やがて社会に対する復讐心となって彼の心を支配する。正義の名の下に、街を徘徊し悪を倒す際、ブルースの振り上げる拳の一つひとつに、孤独感や喪失感、そして自身の中で偶像化された父・トーマス・ウェインへの想いが溢れ出し、感情を爆発させる姿に観客は心を揺さぶらずにいられない。

犯罪が後を絶たないゴッサム・シティをクリーンにすべく市長選に出馬した父親への思慕、父親の不在がたえず彼に影を落とし、社会に対する復讐心が狂気へと向かわせるブルース。その姿は、見えぬ父を求め、同じ腐敗したこの街で社会的弱者として扱われ続け、絶望の淵から狂気へと自ら身を投じた男、映画『ジョーカー』(2019)のアーサーの姿とも重なる。出自はまったく異なるが、同じその思いに囚われた二人の数奇な巡り合わせも起こるのではと汲み取りたくもなるだろう。

映画『THE BATMAN -ザ・バットマン-』は公開中。

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THE RIVER編集部
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