あのマーベル俳優が「一流シェフのファミリーレストラン」サプライズ出演、「MCUのおかげで秘密主義に慣れた」

エミー賞受賞の大ヒットシリーズ「一流シェフのファミリーレストラン」は、予告なしで大物スターが登場するサプライズ演出でも話題を呼んでいる。2025年6月26日に配信されたシーズン4では、まさかのマーベル俳優が登場。出演を1年にわたり隠し通してきた本人が、米Vanity Fairに舞台裏を語っている。
この記事には、「一流シェフのファミリーレストラン」シーズン4第7話『ベアーズ』のネタバレが含まれています。

「一流シェフのファミリーレストラン」シーズン4第7話『ベアーズ』では、ニール(マティ・マシスン)の妹であり、ナタリー(アビー・エリオット)と確執があるとされてきたキャラクター、フランシー・ファクがついに初登場。これまで名前だけ言及されてきたこの役柄を演じていたのは、なんと『キャプテン・マーベル』(2019)などのブリー・ラーソンだった。
このサプライズ出演について、長らく秘密を守り続けてきたというラーソン。そのうえで役立ったのが、徹底した秘密主義で知られるマーベル作品での仕事だったという。
「マーベルでの長年の仕事のおかげで、秘密を守ることには慣れました。しかし、それでも簡単なことではありません。(撮影地の)シカゴに1週間行く必要があったんですが、なぜ行くのかをどう説明していいのかわからなかったんです。だから、その質問をなるべく避けていました。誰かに“ランチでも行かない?”と誘われたら“シカゴにいるの”と返し、“なぜ?”と聞かれたら“アートを見るため”とごまかす感じです。」
その作戦は見事に成功し、フランシー役の演者がラーソンだと判明した時、視聴者の間には驚きが広がった。気の強さと賢さ、フレンドリーさが同居する複雑なキャラクターを、ラーソンは魅力たっぷりに演じている。ちなみに、兄のひとり・サミー役を演じているのは「ピースメイカー」などのジョン・シナだ。

ラーソンは短い撮影期間を大いに楽しんだようで、久々のコメディ演技やアドリブにも挑戦し、「本当に素晴らしい時間を過ごした」と語っている。完成したエピソードについても「笑って泣きました。それがこのシリーズの魅力だと思います」と述べており、次なるシーズン5にも「ぜひ出たい」と意欲を示した。
冒頭でも触れたように、サプライズキャスティングは本作の魅力のひとつ。シーズン1ではジョン・バーンサル、シーズン2ではジェイミー・リー・カーティス、ボブ・オデンカーク、サラ・ポールソン、オリヴィア・コールマン、ウィル・ポールター、モリー・ゴードンが出演。シーズン3ではシナに加え、ジョシュ・ハートネットもサラリと登場した。多くのゲストが再登場を果たしていることからも、ラーソンが再び姿を見せる可能性はあるはずだ。
TVシリーズ「一流シェフのファミリーレストラン」はディズニープラス「スター」で独占配信中。
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Source: Vanity Fair