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「ザ・ボーイズ」ホームランダー精神崩壊シーン「うわ、来たぞという瞬間だった」と俳優

ザ・ボーイズ
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Amazonシリーズ「ザ・ボーイズ」でゲスな凶悪ヒーロー、ホームランダー役を演じるアントニー・スター。脚本を読んだ段階で、強烈な印象を受けたホームランダーのシーンについて語っている。

エミー賞キャンペーンの一環として行われたFYCパネルイベントで、スターは特に印象的だったホームランダーのシーンを2つ挙げた。1つ目は、シーズン3第6話『ヒーローガズム』で、ホームランダーが鏡に映った “もう1人の自分” と対話する場面。そこでは彼の孤独や脆さ、心の奥底にあるわずかな人間性が露わになっていく。

脚本を読んだ時、クリエイターのエリック・クリプキに「このシーンは、まだ発展させられると思う」と伝えたというスター。「毎シーズン、これまでとは違う角度でつながるエピソードやシーンがあって、“ここまで踏み込めるんだ!”という刺激を与えてくれる」と述べ、「シーズン 3 では、鏡に映る自分と向き合うシーンがそうでした。別の方向性があると思ってエリックに提案し、2 人で組み立てた結果、すごくひねりの利いたダークなシーンになりました」と振り返った。

もう1つはシーズン4第4話『時の知恵』で、ホームランダーが幼少期を過ごしたヴォートの研究所へ戻り、恐ろしい過去が浮き彫りになる場面。トラウマがよみがえった彼は徐々に凶暴さを増し、周囲を恐怖に陥れる。

「同じように、“うわ、来たぞ” と思える瞬間のひとつでした」というスター。脚本はそのままで十分素晴らしいけれど、「別の角度やアプローチ」が見えてきたそう。「再びエリックに相談して一緒に創り上げたところ、素晴らしいものになった」と語っている。

いずれも邪悪なホームランダーの精神崩壊を描いた場面であり、その一歩踏み込んだ描写は視聴者にも色濃く印象を与えたはず。その裏には、優れた脚本だけでなく、演じるスターの創意も大きく影響していたようだ。

「ザ・ボーイズ」シーズン1~4はAmazon Prime Videoで配信中。

Source:Variety

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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