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「ザ・ボーイズ」は「マントをつけたサウスパークだ」とヒューイ役 ─ 「こんなことが現実に起きたらヤバいなと思ってたら、それに近い現実が起こる」

ザ・ボーイズ シーズン3
©Amazon Studios

スーパーヒーロージャンルの枠を壊すだけでなく、現実の社会問題を鋭く風刺し、視聴者の支持を集めてきたAmazonシリーズ「ザ・ボーイズ」(2019-)。ヒューイ役を演じるジャック・クエイドは、必ずしもすべて意図的な描写ではないものの、スーパーヒーロー版「サウスパーク」をやっているような気分になるという。

Screen Rantの取材に応じたクエイドは、「ザ・ボーイズ」のストーリーが現実社会を反映していることについて「不思議ですよ。本作でやってきたことは、ちょっと正気の沙汰とは思えません」とコメント。「当然、撮影はリリースのずっと前に行われていて、僕たちは “こんなことが実際に起きたらヤバいな……”なんて思いながら撮影しているわけです。そして番組が配信される頃には、それに近いことが実際に起こっている。本当に超現実的で、奇妙な体験ですよ」。

ザ・ボーイズ
© Amazon Content Services LLC

そんな本作に携わるなかで、クエイドは風刺アニメ「サウスパーク」(1997-)を連想したという。「サウスパーク」といえば、政治や社会問題をダイレクトに取り上げ、ブラックジョークと容赦ない風刺をきかせた過激な内容でお馴染みだ。クエイドは「ザ・ボーイズ」に出演することで、「マントをつけたサウスパーク」のような気分になるという。

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「これほどカオスと狂気に満ち、無力感を覚えるような時代に、現実世界の出来事を風刺するシリーズを作れるなんて、とてもカタルシスを感じます。僕はよく “マントをつけたサウスパークをやってる感覚だ” と言っています。いかに世界がぶっ飛んでいるかを揶揄することができるし、それが精神的な救いにも、カタルシスにもなる。この作品には感謝してもしきれません。」

サウスパーク
Photo Credit: Comedy Central

「ザ・ボーイズ」は過去4シーズンを通して、現実世界を彷彿とさせるようなプロットを展開してきた。クエイドの発言から、現在撮影中のシーズン5でも、現在進行形の出来事にリンクする内容が多く盛り込まれていそうだ。ちなみに、これについて製作者のエリック・クリプキは、必ずしも現実を反映するように描いているわけではなく、「世界がこの番組を反映し始めた」と語っていた。最終章となるシーズン5では、一体どんな混乱が繰り広げられるのか?

▼ 「ザ・ボーイズ」の記事

    Source:Screen Rant

    Writer

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    KyokoKyoko Okajima

    アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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