クリスチャン・ベール、どうしても演じたかった怪物 ─ 『ザ・ブライド!』孤独な怪物フランケンシュタインに迫る

マギー・ギレンホール監督による新作『ザ・ブライド!』より、クリスチャン・ベールにフォーカスした特別映像が届けられた。ベールが演じるのは、誰からも愛されたことのない孤独な怪物フランケンシュタイン。自らこの役を強く望んでいたことも明かされており、作品への並々ならぬ思い入れが伝わる内容となっている。
『ザ・ブライド!』は、1930年代シカゴを舞台に、孤独な怪物フランケンシュタインと、墓場からよみがえった花嫁《ブライド》の愛と破壊の逃避行《ハネムーン》を描くロマンススリラー。人々に忌み嫌われながら生きてきたフランケンシュタインは、高名な研究者ユーフォロニウス博士に伴侶を作ってほしいと依頼。こうして生まれたブライドと出会ったことで、孤独な二つの魂は次第に惹かれ合っていく。やがて二人は、とある事件をきっかけに追われる身となり、不条理で腐った世界に怒りをぶつけながら逃避行を繰り広げることになる。
今回の特別映像でベールは、「絶対に演じたいと思った。フランケンシュタインの怪物は、アイコニックで人間的なキャラクターだ」とコメント。本作の脚本についても、読んだあと“ずっと頭から離れなかった”と振り返っており、この怪物像に強く惹かれていたことがうかがえる。
映像では、「私は怪物だ」と悲哀をにじませるフランケンシュタインに対し、ジェシー・バックリー演じるブライドが「私もよ」と応じる場面も収録。異形であるがゆえに世界から弾き出された者同士が、互いの孤独に触れていく関係性が本作の大きな核になりそうだ。
共演したバックリーは、ベールについて「並外れた俳優」と絶賛し、「彼との共演は最高に美しい海を泳ぐような経験でした」とコメント。監督・脚本を務めたギレンホールもまた、「特殊メイクに覆われていてもクリスチャンの人間性を感じられた」と語っており、その存在感と誠実な仕事ぶりが現場でも強い信頼を集めていたようだ。
ギレンホール監督によれば、この役には「感情豊かで、とても脆く、渇望と飢えに満ちていて、非常に賢い」人物像が求められたという。怪物性を抱えながらも、観客がその存在に共感できる俳優が必要だったといい、だからこそベールにオファーしたという経緯も明かされている。ベール自身も役作りにあたり、1931年版『フランケンシュタイン』で怪物を演じたボリス・カーロフへの敬意を込めつつ、独自の人間的な解釈を加えたキャラクターを作り上げたという。

『ザ・ブライド!』は、『ロスト・ドーター』で高く評価されたマギー・ギレンホールが監督を務める注目作。主演はジェシー・バックリーとクリスチャン・ベール。共演にはピーター・サースガード、アネット・ベニング、ジェイク・ギレンホール、ペネロペ・クルスら実力派が集結している。
愛と破壊の逃避行を、エッジーかつ挑発的なタッチで描く『ザ・ブライド!』は、2026年4月3日(金)より全国ロードショー。





























