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『ジョン・ウィック』前日譚ドラマ、メイン監督が決定 ─ 映画並みのスケールで製作へ

ジョン・ウィック:パラベラム
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キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』シリーズの前日譚ドラマ「ザ・コンチネンタル(原題:The Continental)」のメイン監督が決定した。米The Hollywood Reporterが報じている。

「ザ・コンチネンタル」は1話90分、全3話構成のミニシリーズ。このたび、3話のうち2話を『フロム・ヘル』(2001)『ザ・ウォーカー』(2010)のアルバート・ヒューズが手がけることが明らかになった。ヒューズが監督を務めるのは第1話・第3話で、シリーズの製作総指揮も兼任する。なお、第2話の監督は現時点で決定していない。

既報によると、「ザ・コンチネンタル」は『ジョン・ウィック』シリーズの40年前を舞台に、コンチネンタル・ホテルの支配人ウィンストンの若き日を描くストーリー。若き暗殺者でありホテル経営者のウィンストンが、1970年代のニューヨークにて、裏社会を生きる人々の“避難所”を作り上げていく。なお、各話90分と長編映画に匹敵するボリュームだが、予算も1話あたり2,000万ドルと潤沢に用意されているという。

監督に起用されたアルバート・ヒューズは、双子の兄弟であるアレン・ヒューズとともに『フロム・ヘル』『ザ・ウォーカー』のほか、『ポケットいっぱいの涙』(1993)『ダーク・ストリート/仮面の下の憎しみ』(1995)などを監督。近年はそれぞれ単独での活動を実施しており、アルバートの単独監督作には『アルファ 帰還りし者たち』(2018)がある。

「ザ・コンチネンタル」には『ジョン・ウィック』シリーズの製作陣がそろって復帰。プロデューサーのバジル・イワニク、監督のチャド・スタエルスキ、第1~3作の脚本を執筆したデレク・コルスタッドのほか、シリーズを支えてきたデヴィッド・リーチが製作総指揮に名を連ねた。ジョン・ウィック役のキアヌ・リーブスも同じく製作総指揮として契約交渉中と報じられている。

Source: The Hollywood Reporter

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。