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『クロウ/飛翔伝説』リブート版が本格始動、主演は『IT/イット』ビル・スカルスガルド

クロウ/飛翔伝説
© Buena Vista 写真:ゼータ イメージ

カルト的人気を誇る映画『クロウ/飛翔伝説』(1994)のリブート版『ザ・クロウ(原題:The Crow)』が、いよいよ“正式飛翔”目前だ。主演俳優に『IT/イット』2部作のペニーワイズ役で知られるビル・スカルスガルド、監督に『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)のルパート・サンダースが就任したことがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。

アメリカの同名コミックに基づく『クロウ/飛翔伝説』は、ある日婚約者とともに暴漢に惨殺されるも、死の国の使者であるカラスの力で蘇った男、エリック・ドレイヴンの復讐を描いた一作。銃撃シーンの撮影時、なぜか銃身に実弾が入っており、主演俳優のブランドン・リーが被弾、死去するという事故が起こった“いわくつきの作品”としても知られる。

ビル・スカルスガルド
ビル・スカルスガルド Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/42717006345/ Remixed by THE RIVER

今回のリブート企画は2020年2月に報じられていたものと同一とみられ、スカルスガルドは主人公のエリック・ドレイヴン役を演じる。脚本は『ドリームプラン』(2021、日2022)のザック・ベイリンが執筆し、プロデューサーには『クロウ/飛翔伝説』を手がけたエドワード・R・プレスマン、『21ブリッジ』(2019)のマルコム・グレイが名を連ねた。

撮影はチェコ・プラハやドイツ・ミュンヘンにて2022年6月から実施予定で、すでに製作チームはプリプロダクション(撮影前作業)を進行中。製作費は5000万ドルほどだと伝えられている。具体的なスケジュールや条件が判明してくると、本当にリブートが実現しようとしていることがうかがえるというものだ。

『クロウ/飛翔伝説』のリブート企画は2009年頃から幾度となく浮上しては消えており、過去にはブラッドリー・クーパー、ルーク・エヴァンス、ジャック・ヒューストンが主演に浮上したものの3名とも降板。2018年初頭にはソニー・ピクチャーズ製作のもと、『アクアマン』(2018)のジェイソン・モモア主演、『死霊館のシスター』(2018)のコリン・ハーディ監督で再始動していたが、両名の離脱によりプロジェクトは頓挫していた。

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Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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