「ザ・クラウン」シーズン5、11月9日に配信決定 ─ 英エリザベス女王の没後初、ダイアナ妃役は『TENET』エリザベス・デビッキ

Netflixの人気ドラマシリーズ「ザ・クラウン」シーズン5が、2022年11月9日(水)に配信開始されることがわかった。グローバルファンイベント「TUDUM」にて発表された。イベントではティザー予告映像も公開されている。
「ザ・クラウン」はエリザベス2世の半生を描くシリーズで、若くして即位したエリザベス・アレクサンドラ・メアリーが、政治情勢や家族をめぐる問題に向き合いながら、苦悩と葛藤の中で国を治めていく姿を史実に基づき描いてきた。来たるシーズン5は、エリザベス2世が2022年9月8日に逝去したのち初めて配信されるシーズンとなる。逝去した女王への敬意を表し、製作チームは9月8日と、国葬当日の9月19日には撮影を一時停止していた。
シーズン5では1990年代、王室に訪れる過去最大の難題が描かれる。それは、イギリスにおける自分たちの存在意義を証明すること。ダイアナとチャールズがメディア戦争を繰り広げる中、王室の基盤に亀裂が入り始めるのだ。アン王女、アンドルー王子、そしてダイアナ妃の離婚のほか、最終話では、1997年8月31日にフランス・パリで発生した交通事故とダイアナ妃の死が扱われるという(ただし製作陣は、史実上のどの出来事を映像化するかは一切公言していない)。
劇中での時間経過とともに、シーズン5では出演者を再び一新。女王エリザベス2世は、シーズン3・4のオリヴィア・コールマンから、『ハリー・ポッター』シリーズのドローレス・アンブリッジ役などで知られる名優イメルダ・スタウントンにバトンタッチする。フィリップ王は「ゲーム・オブ・スローンズ」や『2人のローマ教皇』(2019)のジョナサン・プライス、マーガレット王女は『ファントム・スレッド』(2017)のレスリー・マンヴィルが演じる。
ダイアナ妃を演じるのは、『TENET テネット(2020)のエリザベス・デビッキ。チャールズ皇太子役は「アフェア 情事の行方」(2014-2019)のドミニク・ウェストが演じ、そのほかジョン・メージャー首相役に「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」(2012-2019)のジョニー・リー・ミラーが起用された。シーズン2以来の登場となるピーター・タウンゼント役は重鎮ティモシー・ダルトンが引き継ぐ。
脚本・製作総指揮は、変わらずピーター・モーガンが担当。『クィーン』(2006)『ラストキング・オブ・スコットランド』(2006)でゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞に輝き、『クィーン』『フロスト×ニクソン』(2008)でアカデミー賞候補にも選ばれた実力者が、エリザベス女王の物語をさらに前進させる。
Netflixシリーズ「ザ・クラウン」シーズン5は2022年11月9日(水)より独占配信。