エディ・レッドメイン、新作ドラマ「The Day of the Jackal」で暗殺者に ─ ブルース・ウィリス主演でも知られるスパイスリラーの名作

『ファンタスティック・ビースト』シリーズのニュート・スキャマンダー役で知られるエディ・レッドメインが、新作スリラードラマ「The Day of the Jackal(原題)」に主演することが分かった。米Varietyが報じている。
『The Day of the Jackal』は1960年代のフランスを舞台に、シャルル・ド・ゴール大統領暗殺を企てる武装組織OAS(秘密軍事組織)に雇われたプロの暗殺者「ジャッカル」と、大統領暗殺を阻止しようとするフランス官憲の追跡を描くストーリーで、レッドメインは主人公ジャッカル役を演じ、またエグゼクティブプロデューサーも務める。『21ブリッジ』(2019)のブライアン・カークがメガホンを取り、『パブリック・エネミーズ』(2009)の脚本を手がけたロナン・ベネットがショウランナーに就任している。
本作品はジャーナリスト出身の小説家フレデリック・フォーサイスが1971年に発表した処女作「ジャッカルの日」(角川書店刊)が原作。『真昼の決闘』(1952年)『地上より永遠に』(1953)などを手がけた名匠フレッド・ジンネマンが1973年に映画化した後、リメイクとしてブルース・ウィリス主演、リチャード・ギアやシドニー・ポワチェも出演した『ジャッカル』(1997)が製作され、この度は再映像化となる。制作会社Sky StudiosとストリーミングサービスのPeacockが製作を務めることから、イギリス、アイルランド、イタリア、ドイツ、スイス、オーストリアで配信される予定だが、劇場公開や全世界での展開についてはまだ明らかになっていない。
レッドメインとともにエグゼクティブプロデューサーとして参画するプロデューサーのギャレス・ニームは「私たちが今日生きる複雑な世界で、ロナン・ベネットがフレデリック・フォーサイスの貴いスリラーを再度想像し、生き返らせることにわくわくしています。そして私たちのジャッカルに、力量のあるエディを迎えられることはとんでもなく光栄です」と原作へのリスペクトや、リメイク作品への意気込み、期待を語っている。
『博士と彼女のセオリー』(2014)ではアカデミー賞主演男優賞を初めとする各種映画賞を受賞し、翌年『リリーのすべて』(2015)でもアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、レッドメインの演技力の高さは世界中が知るところ。以降も『シカゴ7裁判』(2020)『グッド・ナース』(2022)などで堅調にキャリアを重ね、フィクション・ノンフィクション問わず難役をこなすレッドメインが、スパイスリラーの名作をいかに現代的に昇華してくれるか、注目作となりそうだ。
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Source:Variety