このロバート・パティンソンとゼンデイヤに何があった?A24『ザ・ドラマ』結婚控えたカップルに謎

『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤ、『THE BATMAN ―ザ・バットマン― 』(2022)のロバート・パティンソンが主演を務めるA24の新作映画『ザ・ドラマ(原題:The Drama)』の米予告編映像が届いた。
A24公式サイトによると、『ザ・ドラマ』は「幸せな婚約中のカップルが試練に直面する。予期せぬ事実が発覚し、結婚式の週が台無しになってしまう」というあらすじ。ゼンデイヤは出版社で働くエマ・ハーウッド、パティンソンはケンブリッジ芸術博物館のディレクター、チャーリー・トンプソンを演じる。
予告編は、エマとチャーリーが結婚式のフォトグラファーとの打ち合わせを行う風景で幕を開ける。フォトグラファーは超ハイテンションかつ満面の笑みで「緊張してたりする?ちょっとカメラは恥ずかしいかな?ちょっとウォームアップしましょうか。そうしたら結婚式の日がわくわくする、快適なものになりますよ!」と鼓舞するも、なんだか2人にはぎこちない空気が漂っている。
カメラを前に「いいね、チャーリー、あなたの花嫁になる人に、もっと近づいてみて」と声掛けされると、にこやかに距離を縮めるエマとチャーリー。「エマのどういうところが好き?」と尋ねられると、チャーリーは「綺麗で、面白くて……笑い声が最高」と控えめに答える。エマもまたチャーリーについて「思いやりがあって、理解力があって、オープンなところが好き」と称える。
2人きりのショットに切り替わると、じゃれ合い、親密に過ごす姿はいたって普通のカップルに見える……ベッドでエマがチャーリーの頬を平手打ちすることだけが不穏だ。
フォトグラファーは「いいね。その気持ちを胸に留めておいてね。笑顔を忘れないで、自然に笑って。チャーリー、ただ自然に笑ってね。日常生活で笑う感じでね」と撮影を盛り立てていくが、やはり2人には何かよからぬ出来事が起こっているようだ。
結婚式の日、鬼気迫る表情で鏡を見つめるドレス姿のエマ、正装はしているが絶望したような表情のチャーリー。それ以前にチャーリーはオフィスで取り乱しているし、エマにいたってはドレスのまま酒を瓶ごとあおっている。結婚式の最中、チャーリーは顔面を殴られたのか鼻血まみれで白いシャツも赤く染まっている。一体2人に何が起こったのか、2人の行く先はどこなのか。結婚式の招待状に使われるフレーズ“Save The Date(その日は空けておいてね)”で予告編は締めくくられている。
監督・脚本はノルウェー出身のクリストファー・ボルグリ。ニコラス・ケイジ主演『ドリーム・シナリオ』(2023)では、ケイジ演じる平凡な大学教授が人々の夢に現れるカオスなストーリーが大きな反響を呼んだ。『ドリーム・シナリオ』でプロデュースを務めたアリ・アスター監督が本作でも引き続き製作に携わっている。
ボルグリは2022年の作品『シック・オブ・マイセルフ』で、承認欲求や葛藤をうまく処理できずに、自分自身もパートナーも破滅に追い込んでしまう主人公を描いた。『ザ・ドラマ』ではエマとチャーリーが互いの感情をどうもつれさせていくのか心理戦が見ものとなりそうだ。
出演者にはゼンデイヤ&パティンソンのほか、バンド「ハイム」のメンバーで『ワン・バトル・アフター・アナザー』(2025)など俳優業も好調のアラナ・ハイム、『マイ・エレメント』(2023)『憐れみの3章』(2024)などのママドゥ・アティエ、『チャレンジャーズ』(2024)などのヘイリー・ゲイツらが加わっている。
ゼンデイヤとパティンソンは『ザ・ドラマ』に続きクリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『デューン 砂の惑星』シリーズの第3作『Dune: Part Three(原題)』と共演作が3作すべて2026年公開予定。『ザ・ドラマ』が2人の演技合戦の口火を切ることに期待したい。

A24製作『The Drama(原題)』は2026年4月3日に米国公開予定。
▼ ロバート・パティンソンの記事
Source:A24,YouTube,The Hollywood Reporter,NewYorkPost























