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ベン・アフレック、バットマン役に復帰 ─ 『ザ・フラッシュ』でマイケル・キートン版バットマンと共演へ

ジャスティス・リーグ
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『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)『ジャスティス・リーグ』(2017)でバットマン/ブルース・ウェインを演じたベン・アフレックが、DC映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』でバットマン役に復帰することがわかった。米Vanity Fairが報じている。

2017年、アフレックは、自ら主演・脚本・監督を務める予定だった単独映画『ザ・バットマン』を降板。長らく進退が明らかになっていなかったが、2019年2月にはトーク番組で“卒業”を認めていた。それから約1年半が経った今週、アフレックは『ザ・フラッシュ』の脚本を手にして、プロジェクトへの参加に合意したという。

監督を務める『IT/イット』シリーズのアンディ・ムスキエティは、アフレック演じるバットマンが「映画の感情面において重要な役割を担う」ことを明らかにしている。

「バリー(・アレン/フラッシュ)とアフレック演じるウェインの関係性、相互作用が、かつてないエモーショナルさをもたらすことでしょう。これはバリーの映画であり、バリーの物語だけれど、二人のキャラクターは僕たちが思っている以上に深い関係にある。二人とも母親を殺されているし、それが作品のエモーショナルな部分を転がしていくことになる。だからアフレックのバットマンが登場するのです。」

もっとも、『ザ・フラッシュ』に登場するバットマンはアフレックだけではない。コミック「フラッシュポイント」に基づいて“次元旅行”を描く本作には、ティム・バートン版『バットマン』(1989)からマイケル・キートンも復帰するのだ。ムスキエティは、キートンも重要な役割を担っていることを認めつつ、しかしキートン版の登場にはアフレックが不可欠だったと語る。なぜなら、エズラ・ミラー演じるフラッシュにとっては、アフレック版こそが「オリジナル」だから。“アフレックなくして別のバットマンは登場させられない、彼こそが基本なのだ”とは監督の談である。

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プロデューサーのバルバラ・ムスキエティは、当初、アフレックは復帰に消極的なのではないかと考えていたという。なぜならバットマンを演じていた当時、アフレックはアルコール依存症に悩まされており、『ジャスティス・リーグ』の撮影トラブルもあって降板を決意していたからだ。「彼は人生の大変な時期を過ごしていました。今はまったく状況が変わっています。だから出演を打診した時、とてもオープンだったことに驚かされました。[中略]今ではバットマン役をしっかり楽しめる状況にあるのだと思う。大切な役柄であり、同時に楽しい役割ですよ」。

映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』は2021年春、イギリス・ロンドンにて撮影開始予定。脚本は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)のクリスティーナ・ホドソンが務める。

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Source: Vanity Fair

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。