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『ザ・フラッシュ』マイケル・キートン、バットマン役を再演か ─ 「ニック・フューリー的な役割」複数作品に登場の可能性、出演交渉中

バットマン(1989)
© Warner Bros. Entertainment, Inc.

DCコミックスの単独映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』に、ティム・バートン版『バットマン』(1989)よりバットマン/ブルース・ウェイン役のマイケル・キートンが再登場する可能性が浮上した。米The Hollywood Reporterなどによれば、キートンは出演交渉の初期段階にあるという。

エズラ・ミラー演じるフラッシュ/バリー・アレンにとって初めての単独映画となる本作は、コミックの重要エピソード「フラッシュポイント」が原案。コミックと同じく、映画では“時間旅行”ならぬ“次元旅行”が描かれるといい、この設定を利用する形で、マイケル・キートンによるバットマン再演の可能性が出てきているのだ。

マイケル・キートン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9355458050/

報道によれば、契約が締結された場合、キートンは以前演じた『バットマン』(1989)や続編『バットマン リターンズ』(1992)のブルース・ウェインとして登場するとのこと。マーベル・シネマティック・ユニバースにおけるニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)のような役割を担い、『ザ・フラッシュ』だけでなく、『バットガール(原題:Batgirl)』など複数のDC映画でバットマンを演じる可能性もあるという。ここにDC映画の新たなユニバースの可能性がある、ということかもしれない。

もちろん否応なく期待の高まるニュースだが、米Deadline「契約が結ばれない可能性もある。現時点では交渉が行われているということだ」と記しており、実現の可能性には慎重。なお、キートンが『ザ・フラッシュ』に登場する場合も、現在製作中のロバート・パティンソン主演『ザ・バットマン(原題:The Batman)』に影響は生じないという。

映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』は2021年春、イギリス・ロンドンにて撮影開始予定。監督は『IT/イット』シリーズのアンディ・ムスキエティ、脚本は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)のクリスティーナ・ホドソンが務める。

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Source: The Hollywood Reporter, Deadline, The Wrap

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。