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【登場人物】『THE FLASH/フラッシュ』シーズン2までのスピードスター達を徹底紹介・原作との違いを解説!

地上最速の男フラッシュ、本名バリー・アレンが主役の超人気ドラマ『THE FLASH』。すでにBD/DVDも発売され、衝撃のラストで終わったことはファンの間でも知られていることでしょう。これからどうなっていくか予想がつきませんが、シーズン2ではバリー・アレン以外にも多くのスピードスターが登場し、物語を賑わわせてきました。そこでバリー以外に出てきたスピードスターの紹介をします。

【注意】


この記事は、ドラマ『THE FLASH/フラッシュ』シーズン2までのネタバレ内容を含みます。

ウォリー・ウェスト/キッドフラッシュor三代目フラッシュ

http://screenrant.com/flash-season-3-wally-west-kid-flash-costume/
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ドラマではバリーの育ての親にして彼の想い人のアイリス・ウェストの父親であるジョー・ウェストの生き別れの息子として出てきたウォリー・ウェスト。車が大好きで機械工学に強い彼もシーズン2の最後にフラッシュのパワーソース、異次元物質スピードフォースに打たれてスピードスターの世界に入門する資格を得ました。カートゥーン『ジャスティス・リーグ』や『ジャスティス・リーグ・アンリミテッド』に出演したフラッシュもウォリー・ウェストだったので黒人なことに驚いた視聴者も多いと思われます。2011年から始まった新世界New52からはウォリー・ウェストは黒人に変わっており、孤児になって叔母のアイリスに引き取られてからバリーと面識を持ったという設定です。

ドラマとコミックの大きな違いはドラマはスピードフォースが黄色でコミックは赤色というのもありますが、やはり一番は両親に愛されているということでしょう。ドラマからは信じられないことですがコミックのウェスト家はアイリスとウォリー以外は全員がロクデナシ。New52に至ってはアイリスの父親は妻に逃げられ、酒に呑んだくれて気まぐれに子供達を殴る男でした。アメコミは映像媒体とコミックで性格描写が大きく違うことも多々ありますが、バリー含めてそういった人間関係の背景から如何にコミックと違う人間になったかと想像するのも醍醐味です。

ジェシー・ウェルズ/ジェシークイック

http://collider.com/the-flash-season-3-black-flash-explained/
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ドラマシーズン2に登場したジェシーは平行世界アース2のハリソン・ウェルズの娘として登場しました。苛烈で刺々しいウェルズ博士を尊敬していましたが色々あって父親を嫌っています。父と和解した後にウォリーと同じくスピードフォースに打たれ、スピードスターの世界に入門し、アース2に帰っていきました。父譲りの天才的頭脳を持つジェシーは数学に於いても天才的な閃きを見せます。それもそのはず、コミックのジェシーはヒーロー名ジェシークイック。バリーやウォリーと違い、数式によってスピードフォースにアクセスするスピードスターなのです。

コミックですと本名はジェシー・チャンバー。父親が違いますが、どちらも世界有数の天才です。二人とも数式を用いてスピードフォースにアプローチするという離れ業をしています。ジェシーはズームとの戦いにてフラッシュを助けたことがコミックと共通しており、ジェイ・ギャリックも所属するシニアチームのジャスティスソサイエティに加入していました。

ジェイ・ギャリック/初代フラッシュ

https://youtu.be/hKuARsA5in0
https://youtu.be/hKuARsA5in0

シーズン2の最後にて衝撃的な登場を果たしたアース3のフラッシュであるジェイ・ギャリック。バリーの父ヘンリー・アレンの平行世界の同一人物です。バリーとは運命の皮肉としか言いようのない出会いを果たしてハリソン達と一緒に自分の世界に帰って行きました。『レジェンズ・オブ・トゥモロー』のシーズン2では1940年代のジャスティスソサイエティの登場が予告されており、恐らくは別の世界の住人ですが、このジェイ・ギャリックも何らかの形で参戦するかもしれません。

コミックのジェイ・ギャリックはバリーの父ではありませんが彼に大きな影響を与えた大先輩の一人。バリー、ウォリーという父親のいないフラッシュ達に父のように接してきたため、大変に慕われています。そういった点からもドラマのバリーのパーソナリティ形成に大きな役割を果たしたヘンリー・アレンと同一人物というのは驚愕しながらもうなずけるものがあります。

イオバード・ソーン/リバースフラッシュ

http://screenrant.com/flash-deathstorm-killer-frost/
http://screenrant.com/flash-deathstorm-killer-frost/

シーズン1の黒幕であり、バリー・アレンの人生を作った張本人といえるイオバード・ソーン。かなりの強敵でありましたが長年見守り、人格と記憶を吸収したハリソン・ウェルズの影響からか憎しみだけでなく確かな愛情も見受けられました。シーズン2にて自分がフラッシュになれないと知り、反転存在になると決めたという経緯を語ったようにフラッシュとリバースフラッシュは常に対照の関係にあります。

リバースフラッシュのオリジンは謎に包まれています。それはイオバード・ソーンの本来の歴史が誰にもわからないからです。フラッシュに憧れてスピードスターのヒーローになり、己の結末はヴィランであると悟ったソーンはリバースフラッシュとなります。ですがただ自分の運命を受け入れたのではなく、ソーンは繰り返し自分の歴史を改変してきました。兄が邪魔となれば兄を歴史から消し、両親が邪魔ならば両親を歴史から消しています。つまり最初のリバースフラッシュがどのようにしてヴィランに堕ちたのか、知る者は本人も含めていないということです。ある意味でジョーカー以上の狂気を抱えた男、リバースフラッシュ。何をどうやってもヴィランになる運命から逃れられず、自分を省みることなく周囲のすべてを憎むリバースフラッシュ。彼はまさしくドラマ、コミック両方で『フラッシュポイント』を起こしたバリー・アレンとコインの裏表の関係にあります。その因果関係がフラッシュがリバースフラッシュを生み、リバースフラッシュがバリー・アレンを生んだという複雑な円環構造を作ったのです。

とはいえフラッシュは大量殺戮者リバースフラッシュを生んだのと同時にローグスも生んでおり、必ずしも悲劇的な宿命にのみ囚われているわけではありません。その証拠にコミックではリバースフラッシュが暴れまわっている未来にて、人々を守るため、ローグスの武器を受け継いだ組織が活動しています。フラッシュの活動は大悪党の誕生に繋がってしまいました。が、フラッシュと正々堂々戦うために銀行強盗以上の悪事はほとんどしなかったローグスの存在がまわりまわってリバースフラッシュを食い止める組織に繋がったのは運命の数奇さですね。ローグス自体は銀行強盗でフラッシュをやっつけることしか頭にない悪人です。フラッシュがいなくなれば街を守るために頑張りますがめったにそういうことはありませんし。

ハンター・ゾロモン/ズーム

http://projectfandom.com/the-flash-s2e18-review/
http://projectfandom.com/the-flash-s2e18-review/

シーズン2における最大のヴィランがハンター・ゾロモンです。イオバード・ソーンがスピードスター、バリー・アレンの鏡面存在であるならハンター・ゾロモンもまたバリー・アレンの鏡面存在と言えるでしょう。冤罪だったバリーの父と違い、ハンター・ゾロモンの父親は本当に目の前で妻を殺害しています。その後、施設を転々としてシリアルキラーになったゾロモンはアース2にも起きた粒子加速器の爆発でスピードスターになりました。ひたすらに速さを求める彼はスピードスターの速さを吸収し続け、結果的にはそれが仇となって敗北しました。

コミックですとハンター・ゾロモンは三代目フラッシュ、ウォリー・ウェスト(白人)の宿敵です。恵まれない出自を持つ彼は犯罪プロファイラーとなってフラッシュの協力者になります。ウォリーとは友人でしたが自分のミスで義父を死なせてしまったことで愛する人に去られてしまい、ゴリラに襲われて二度と歩けない体になったハンターはウォリーに歴史の改変を頼みます。しかし、ウォリーに断られた彼はフラッシュは理想のヒーローではないと見なし、自身を助けないのは悲劇を知らないからだと思い込みました。そしてハンター・ゾロモンはフラッシュを真のヒーローにすべくあらゆる悲劇を齎すズームとなったのです。ある意味、シーズン2の最後にバリーから愛する人を奪ったことと通じるものがあります。

トラジェクトリー

http://www.ballermindframe.com/pop-culture-spin/2016/03/23/the-flash-review-2-16-trajectory/
http://www.ballermindframe.com/pop-culture-spin/2016/03/23/the-flash-review-2-16-trajectory/

シーズン2に出てきたヴィランのトラジェクトリーはケイトリン・スノウの友人でスピードフォースを増強する薬を得たことでスピードスターのヴィランになりました。実は彼女にも元ネタがあり、超長編『52』にてレックス・ルーサーの遺伝子操作を受けてデビューしたれっきとしたティーンヒーロー。フラッシュのファンでもありました。

ブラックレイス(ブラックレーサーorブラックフラッシュ)

http://collider.com/the-flash-season-3-black-flash-explained/
http://collider.com/the-flash-season-3-black-flash-explained/

シーズン2でタイムスリップしたバリーの前に現れた黒い幽霊のような存在。スピードスターのバリーやゾーンを付け狙う恐ろしい怪物です。これの元ネタはスピードスターの死の体現者、ブラックフラッシュか死神ブラックレーサーでしょう。現在は両者の要素が合わさったらしき姿になり、ブラックレーサーという名で神すら殺す死神となっています。超次元物質、スピードフォースにアクセスするフラッシュに追いつけるものはいません。しかし、ブラックレーサーとブラックフラッシュはそんなフラッシュに追いつける数少ない存在。フラッシュ達がスピードに囚われ、スピードフォースを酷使しすることで彼らは超次元粒子に呑み込まれ、常に死神に纏わりつかれることになります。速さを求めるスピードスターは常に彼らの存在に怯える必要があるのです。

以上が『THE FLASH』シーズン2に参戦したスピードスターです。別世界の人物もいますが、どれもに共通するのはスピードスターは決して完全な存在ではないということでしょう。すでに黒人ウォリー・ウェストがシーズン3でキッドフラッシュになり、新たなスピードスターのヴィランと対決するとも予告されており、今後も様々なスピードスターが出てくることが予想されます。

Eyecatch Image:http://backwallpapers.com/wallpapers/hd-wallpapers/the-flash-cw-zoom-is-coming-hd-wallpaper/

Writer

小村健人村上 幸

DCコミックスと非ヒーローコミックスをメインに読んでいます。ユーロコミックスを原語で読むのが現状の目標です。好きなヒーローチーム:ジャスティス・リーグ・インターナショナル好きなヒーロー:たくさんのDCヒーロー(特にキース・ギッフェンがライターを担当した時のヒーローかヴィラン) salarmko@outlook.jpお仕事の依頼はこちらへ。

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