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全米封印の問題作『ザ・ハント』公開決定、予告編&ポスター到着 ─ 「ウォッチメン」仕掛け人とジェイソン・ブラムが放つ「人間狩り」アクション

ザ・ハント
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過激な内容や残酷描写からトランプ大統領を巻き込んで物議を醸し、一時は劇場公開が見送られたサバイバル・アクションの問題作『The Hunt(原題)』が、邦題『ザ・ハント』として2020年10月30日(金)に公開されることが決定。あわせて予告編とポスタービジュアルも到着した。

広大な森の中で目覚めた12人の男女。ここがどこなのか、どうやって来たのかも分からない。あるのは、巨大な木箱に収められた一匹の豚と数々の武器……。そこに突如、何者かによる銃声が鳴り響く。彼らは武器を取り、逃げまどいながら、やがて気づくのだった。ネットにはびこる「人間狩り計画」、セレブが娯楽目的で一般市民を狩るという“マナーゲート”が実在することを。しかし、“獲物”のひとりであるクリスタルが反撃に出たことから計画は狂い始め、やがて陰謀のすべてが明らかになっていく。

出演者には、狩られる側として恐怖に突き落とされる”庶民階級”の女性クリスタル役に「GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」(2017-)のベティ・ギルピン。“上流階級”のアシーナ役を『ミリオンダラー・ベイビー』(2004)などのヒラリー・スワンクが演じるほか、ジュリア・ロバーツの姪であり、「アメリカン・ホラー・ストーリー」などに出演するエマ・ロバーツらが登場する。

製作を務めたのは、『ゲット・アウト』や『パージ』シリーズで知られ、新時代のホラー/スリラー作品を世に送り出すブラムハウス・プロダクションズのジェイソン・ブラム。脚本・製作にはドラマ版「ウォッチメン」(2019)のデイモン・リンデロフ。監督は『コンプライアンス 服従の心理』(2012)『死の谷間』(2015)のクレイグ・ゾベルが務めた。

現代のアメリカを二極化する“上流階級VS庶民階級”の分断、ネットに蔓延する陰謀論から着想されたという本作は、SNSでのヘイト発言などを“人間狩り”に置き換えて過激に風刺。米国での銃乱射事件もきっかけとなり、ドナルド・トランプ大統領が間接的に本作を批判するなど物議を醸し、ユニバーサル・ピクチャーズは公開を一度撤回していた。日本でも2020年2月26日の公開予定が見送られていたが、このたび待望の解禁となる。

映画『ザ・ハント』は2020年10月30日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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