『グラディエーター』ラッセル・クロウ、25年ぶりにローマ帝国と戦う ─ 歴史アクション映画『The Last Druid』に主演決定

古代ローマを舞台に、ある剣闘士の帝国への復讐を描いた映画『グラディエーター』(2000)でアカデミー賞主演男優賞に輝いたラッセル・クロウが、25年ぶりにローマ帝国との戦いにカムバックする。新作歴史アクション映画『The Last Druid(原題)』の製作を米Deadlineが報じた。
本作の舞台は『グラディエーター』と同じくローマ帝国時代。カレドニアの山中で人里離れて暮らすドルイド(古代ケルト社会におけるドルイド教の祭司)の拠点が、ローマ皇帝によって発見された。家族と仲間たちを殲滅から守るため、クロウ演じる穏和な長老は立ち上がることになる……。
監督・脚本は『アンダーウォーター』(2020)のウィリアム・ユーバンクで、クロウとはアクション・スリラー映画『Land of Bad(原題)』(2024)でもタッグを組んだ。共同脚本は『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト』(2017)のフィリップ・ゴーソーン、監督の弟で『シグナル』(2014)などのカーライル・ユーバンク。プロデューサーは『クーリエ:最高機密の運び屋』(2020)のベン・ピュー、『ドリームランド』(2019)のブライアン・カヴァナー=ジョーンズ、フレッド・バーガーらが務める。
本作は、先日終了した映画業界向けイベント「アメリカン・フィルム・マーケット」で権利が先行販売され、イギリス・オーストラリア・カナダなどではAmazon Prime Videoが配給権を獲得。そのほか、世界各国の配信サービス・配給会社と契約を締結したが、日本での権利獲得については報じられていない。
海外のバイヤーは、クロウがローマ帝国との戦いを再び演じるというアイデアに沸き立っていたとのこと。権利販売を担当するAGCのスチュアート・フォードは、「ラッセルがこの役を演じることが海外の配給会社に快く受け入れられ、アクションと感動が巧みに融合した脚本も熱狂的に支持されました」と述べている。
『グラディエーター』で圧倒的な存在感をもってローマのコロシアムで一騎打ちを見せたクロウは、続編『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』には出演していない。本作ではどんな戦いを繰り広げてくれるだろうか?
映画『The Last Druid(原題)』は2025年の撮影予定。現在はキャスティング作業が進行中と伝えられている。
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Source: Deadline
Text: Hollywood, 稲垣貴俊