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『最後の決闘裁判』ベン・アフレック、マット・デイモンとの脚本執筆&共演に「インスピレーションを得られる」「最高の気分」─ インタビュー映像公開

最後の決闘裁判
© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

マット・デイモン&ベン・アフレック&アダム・ドライバー&ジョディ・カマー共演、リドリー・スコット監督による実話映画『最後の決闘裁判』がついに公開を迎えた。この度、脚本家のひとりとして参加したニコール・ホロフセナー、そしてベン・アフレックのインタビュー映像が到着している。

舞台は、14世紀フランス。権力と地位を求めて苦闘する騎士ジャン・ド・カルージュ(マット・デイモン)の美しき妻マルグリット(ジョディ・カマー)が、夫の友人であり、宮廷から寵愛を受ける家臣ジャック・ル・グリ(アダム・ドライバー)に乱暴されたと訴える。しかし、ル・グリは無実を主張し、目撃者もいない。真実が藪の中へと消えかけたとき、マルグリットの生命を賭けた闘いは“決闘裁判”へと委ねられた。それは、フランス国王が正式に認めた、神による絶対的な裁き。勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者はたとえ決闘で命拾いしても罪人として死罪になる。そして、もしも夫が負ければ、マルグリットまでもが偽証の罪で火あぶりの刑を受けるのだ。ついにカルージュとル・グリの死闘の火蓋は切られるが……。

脚本はアカデミー賞脚本賞を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)以来、24年ぶりにマット・デイモンとベン・アフレックがタッグを組み、女性視点の必要性から『ある女流作家の罪と罰』(2018)でアカデミー賞脚本賞にノミネートされた女性脚本家ニコール・ホロフセナーも参加した。それぞれがカルージュ、ル・グリ、そしてマルグリットの視点を担当することで、三者三様のドラマを効果的に表現できるように作り上げられている。三幕構成で綴られるリドリー・スコット版『羅生門』だ。

インタビュー映像では、ベン・アフレックとニコール・ホロフセナーがその脚本を作り上げていく過程を明かされている。「マルグリットの物語を書くことから始めたけど、別々に書いたり、シーンを交換してそれぞれのシーンを批評したり、最終的には、お互いが別の人の担当部分にも取り組んでいた。マット、ベン、ジョディは、各シーンについてそれぞれが意見をもっていた。本当に楽しい共同作業だった。『良くない』や『最高』など、率直に意見を言い合えていた」と振り返るのは、ニコールだ。

そしてベンは、今回40年来の親友マットと24年ぶりの共同執筆について「尊敬する他のアーティストの影響を受けることができてとても楽しかった」と述懐。さらに「真の贈り物!」と表現するほど、ニコールやジョディ、アダムらと共に時間を過ごすことで豊かになれたそうだ。また、劇中では騎士カルージュとカルージュの主君ピエール伯(ベン・アフレック)として対立する間柄でありながら、「僕たちはよく会って、話しているから、友達と一緒に働けるのは最高の気分だ。好きではない人と働くより、無限大によりワクワクするし、インスピレーションを得られる」と、マットとの共演シーンについても嬉々として語っている。

映像は、マルグリットの並外れた強さを称えつつ、「日本の観客には映画を観に行ってもらえたら嬉しい。説得力のある映画だと感じてもらえると思う」とアピールするベンの日本向けのメッセージで締めくくられている。信頼と尊敬の念で結ばれ作り上げられた“芸術作品”に注目だ。

映画『最後の決闘裁判』は全国公開中。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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