『スター・ウォーズ』赤いタイトルロゴは過去にもあった!『ザ・ラスト・ジェダイ』の赤色が異質な理由

2017年1月24日、ついにタイトルが発表された、映画『スター・ウォーズ エピソード8』改め『スター・ウォーズ ザ・ラスト・ジェダイ(原題)』。邦題は『最後のジェダイ』となるのか、それとも意表を突いたタイトルになるのか……。ともかく、タイトルが発表されるやいなや、Twitterでは「最後のジェダイ」がトレンド入りするなど、早くも注目度の高さが伝わってくる。
この『ザ・ラスト・ジェダイ』というタイトルのポイントになりそうなのは、大きくわけて二点ある。一つは「ラスト・ジェダイ」とは誰なのか、どんな意味なのかということ。そしてもう一つは、なぜタイトルロゴが赤いのかということだ。ラスト・ジェダイが誰か……という点は、THE RIVERでもさっそく上の記事で予想しているほか、数多くのファンが予想・考察している。そこで本記事では、「赤いタイトルロゴ」に注目してみることにしよう。
赤いタイトルロゴは過去にも存在した
『スター・ウォーズ』のタイトルロゴは、もちろん黄色がおなじみのカラーである。今回のような赤色はイレギュラーであり、『ザ・ラスト・ジェダイ』が異質な作品になることを早くも示しているかのようだ。
もっとも『スター・ウォーズ』シリーズで、こうした赤いロゴが使用されたのは初めてではない。1983年に公開された『エピソード6/ジェダイの帰還』では、予告編に赤いロゴが堂々と登場している。
また、プリクエル3部作の完結編である『エピソード3/シスの復讐』の予告編でも赤いロゴが使用されていた。『ジェダイの帰還(復讐)』や、今回の『ザ・ラスト・ジェダイ』のロゴとは趣向が異なり、おそらくタイトル通り、シスの脅威を前面に押し出すためのデザインだろう。

それでも『ザ・ラスト・ジェダイ』の赤色は異質
むろん本記事は、『ザ・ラスト・ジェダイ』の赤いロゴがさして珍しいものではないと主張したいのではない。むしろ筆者は、今回こそ明らかに“異質”なロゴだと考えている。
たとえば『ジェダイの帰還(復讐)』や『シスの復讐』がロゴの全体が赤かったのに対して、『ザ・ラスト・ジェダイ』では「スター・ウォーズ」部分の、しかも文字の縁だけが赤色になっている。ここには従来のデザインを踏襲する意図もあるはずだが、これまでの赤色ロゴが「赤色を押し出す」ことを目的にしていたとしたら、今回は「いつものスター・ウォーズに赤が侵食してきた」ような印象を受けるだろう。また、『ジェダイの帰還(復讐)』『シスの復讐』は「3部作の完結編」だったが、『ザ・ラスト・ジェダイ』は「3部作の2作目」にあたる。ビジュアル・イメージを単純に反復しているわけでもなさそうだ。
http://www.starwars.com/news/the-official-title-for-star-wars-episode-viii-revealed TM & © Lucasfilm Ltd.
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