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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の脚本は「予想外」 ― ハックス役俳優、監督への絶大なる信頼を明かす

ドーナル・グリーソン
Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19673399772/ )

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の脚本には、出演者にとっても「予想外」の要素が含まれていたようだ。
シリーズの前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)よりハックス将軍役を演じているドーナル・グリーソンが、脚本を一読した当時の印象やライアン・ジョンソン監督への信頼を語った。

今や『スター・ウォーズ』シリーズの一員となったグリーソンは、『ハリー・ポッターと死の秘宝』(2010-2011)や『エクス・マキナ』(2014)、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)などの話題作に出演してきた注目の俳優だ。トム・クルーズの新作『バリー・シール/アメリカをはめた男』(2017年10月21日公開)にも準主役級で登場する。
『バリー・シール』の米国公開に先がけて、米Colliderのインタビューに応じたグリーソンは『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に関する質問にも応じている。

気鋭の監督、ライアン・ジョンソンとは?

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の(ある意味で)最大の謎とは、製作トラブルや降板騒動の相次ぐルーカスフィルムでの映画づくりにおいて、何のトラブルにも(少なくとも表面的には)見舞われず、すこぶる順調なスケジュールで映画を完成まで導いたライアン・ジョンソンという映画監督そのものであろう。

ライアン・ジョンソン
ライアン・ジョンソン監督 Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/6855052782/ )

長編映画として『BRICK ブリック』(2005)、『ブラザーズ・ブルーム』(2009)、そして『LOOPER/ルーパー』(2015)の3作品を手がけた彼は、『スター・ウォーズ』の世界で脚本・監督を兼任し、一体どんな仕事ぶりを発揮したのか? グリーソンは、初めて脚本を読んだ際の印象をこう語っている。

「初めて読んだ時、彼(ジョンソン)に会わなきゃと思いました。いつもそれは良いサインなんですよ。“わっ、(演じるのが)怖いわけじゃないけど、これは予想してたのと違うぞ”って思ったんです。すごく良いこと、とてもポジティブなことだと思ってます。あの作品(『スター・ウォーズ』)では同じことを繰り返さないのが大切だと思うんですよ。」

そしてジョンソン監督に直接会った時、グリーソンはさらに驚かされたようだ。

「話してみたら、彼はとても純粋で、すごく自信にあふれていました。現実的に自分の作りたい映画を理解しているし、それが素晴らしかったんですよ。隣に座って話し合うのはとても楽しかったし、彼を見ると(映画への)自信、作りうるものやあらゆるものへの興奮がわかる。見ていて気持ちが良かったし、すごく落ち着きましたね。参加するのがとても楽しみになりました。」

今やグリーソンは、ジョンソン監督の仕事ぶりに惚れ込んだ俳優の一人となっている。その勢いたるや、「彼との仕事はすごく、ものすごくクールな体験でした。また一緒に仕事がしたい、本当に楽しかったんです」と言い切るほどなのである。

では、そんな監督が手がけた『最後のジェダイ』は一体どんな作品になっているのだろう? しかし出演者でさえも、その全貌はまだ掴めないようだ。

「今は映画を観るのが本当に楽しみなんです。どんなふうになるのか、誰もわかってないんですよ。脚本を読んだ時でさえ、どんな作風になるのかわからなかった。想像することはできますけど、観るのが待ちきれませんね。満員の客席で観たい、僕たちに何が起こるのか知りたいと思ってます。」

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国ロードショー。キャスト&スタッフが絶賛する監督の手腕に、期待は高まるばかりである。

Source: http://collider.com/star-wars-8-domhnall-gleeson-interview/
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19673399772/ )

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。