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『The Last of Us』ドラマ版、特報映像が米公開 ─ クリッカーも登場、ゲームに忠実な世界観

https://youtu.be/rBRRDpQ0yc0

サバイバルアクションゲームの傑作、『The Last of Us』のドラマシリーズ版より待望の特報映像が米公開された。あわせて、HBOより2023年内に米国放送・配信開始となることが正式アナウンスされている。

原作ゲームの1作目を基にした物語が描かれるという実写版では、「マンダロリアン」(2019-)などのペドロ・パスカルがジョエル役、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のベラ・ラムジーがエリー役を演じる。お披露目となった特報映像では、主人公のジョエルとエリーが、行き先々で出会う人々たちと共闘しながら、困難な試練を乗り越える姿が映し出されていく。

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映像には、“インフェクテッド”であるクリッカーの姿も捉えられており、この混沌とした世界がいかに危険なのかをうかがわせている。しかし、ジョエルとエリーの敵は凶暴化した感染者だけではない。それは貴重な資源を求めて熾烈な争いを繰り広げる、非感染者である人間たちそのものもだ。果たして、ジョエルとエリーはこの世界で生き抜くことができるのか、そしてふたりを待ち受けている運命とはいかに……?

主演ふたりのほかキャストには、ガブリエル・ルナがトミー役、アナ・トーヴがテス役、ニック・オファーマンがビル役、マレー・バートレットがフランク役、ストーム・リードがライリー役、ラマー・ジョンソンがヘンリー役、キーボン・ウッダードがサム役、ニコ・パーカーがサラ役として名を連ねており、マール・ダンドリッジがゲームにつづきマーリーン役を続投する。ゲームでジョエルとエリーを担当した声優、トロイ・ベイカーとアシュレー・ジョンソンも出演していることが判明済みだが、その詳細は不明のままだ。

脚本・製作総指揮・共同クリエイターは、ゲームのクリエイティブ・デイレクターであるニール・ドラックマンと、「チェルノブイリ」(2019)のクレイグ・メイジン。ふたりは、『戦争と女の顔』(2019)のカンテミール・バラゴフ、『アイダよ、何処へ?』(2020)のヤスミラ・ジュバニッチ、『ボーダー 二つの世界』(2018)のアリ・アッバシ、そしてピーター・ホアーやジェレミー・ウェッブ、リザ・ジョンソンとともにエピソード監督も兼任した。注目の鬼才監督たちが勢揃いしている。

ちなみに全10話構成となる実写版は、かねてよりカナダ史上最大の作品であり、1話ごとの製作費は10億円以上と伝えられていた。「ゲーム・オブ・スローンズ」に匹敵、あるいはそれを凌駕するほどの規模感に期待が集まる。

2013年に発売された第1作『The Last of Us』は、人間を凶暴化させる寄生菌の感染爆発によって荒廃した米国を舞台に、娘を失った主人公ジョエルと、寄生菌の抗体を持つ少女エリー、ふたりの危険な旅路を描いた一作。衝撃の結末を迎えた同作に続く第2作『The Last of Us Part II』は、世界中で賛否両論を巻き起こしながらも、オリジナルにつづきゲーム賞を総なめにした。

HBOドラマ「The Last of Us(原題)」は、2023年より米国放送・配信開始。現時点では日本での放送・配信については発表されていない。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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