A24新作は可愛い生き物と少女の大冒険『The Legend of Ochi』予告編が話題

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』も日本で大ヒット中のA24が放つ新たな注目作『The Legend of Ochi(原題)』の予告編が話題だ。村で生まれ育った少女が、愛らしい生き物とエモーショナルな大冒険に繰り出す。
舞台は、ブラック・シーに浮かぶ小さな孤島北部の村。この自然地帯は、熊や狼に加え、さらに恐ろしい生物が潜む危険な場所なのだという。村の少年少女たちは、両親の希望によってサバイバル・プログラムに参加させられており、主人公のユリもこれを通じて、“オチ”と呼ばれる恐ろしい生物に対峙することになるようだ。
しかし、少女ユリが出会ったのは、小さなオチの子ども。『グレムリン』や「マンダロリアン」グローグーを思わせるような愛らしい生き物だ。少女はこの生き物を家族の元に戻すため秘密の旅に出るのだが、村の大人はオチに誘拐されたと誤解し、救助隊を派遣する。少女は追っ手から逃れながら、オチと種族を超えた絆を深めていく……ということで、『E.T.』との共通点も見られそうである。
出演は2008年生まれのヘレナ・ゼンゲルほか、「ストレンジャー・シングス」フィン・ウルフハード、エミリー・ワトソンら。少女を追うマキシム役には、『ライトハウス』(2019)のウィレム・デフォー。製作総指揮には『アベンジャーズ』シリーズのアンソニー&ジョー・ルッソ監督も加わっている。監督・脚本は本作が初の長編映画となるイザイア・サクソンだ。ミュージック・ビデオの出身で、これまでビョークなどの作品を手掛けている。
なお、この予告編が公開されると、SNSでは「AIを使っているのではないか」との疑惑が囁かれたのだが、サクソン監督はXにてこれを否定。ベビー・オチは7人のパペティアンによって100%アニマトロニクスで実演されているとした。また、「マンダロリアン」のグローグーにデザインが似ているとの指摘に対しては、「執筆とデザインを始めたのは2015年のことで、『マンダロリアン』を見たことはありません」と伝えている。
『The Legend of Ochi(原題)』は2025年2月28日に米公開。日本公開の知らせも待ちたい。
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