『リトル・マーメイド』予告編、1億400万再生記録で他のディズニー実写映画を圧倒

2022年9月9日(米国時間)、ディズニーの古典名作アニメ映画を実写映画化した『リトル・マーメイド』のティザー予告編が「D23 Expo 2022」にて公開されると、この世界累計再生回数が1億400万回を超えたという。
公開された映像は、CGによって美しく描かれた海中の世界へ見る者を誘い、アリエル役を演じるハリー・ベイリーが名曲「パート・オブ・ザ・ワールド」の歌うシーンで構成されている。
米Varietyによると、実写映画版『リトル・マーメイド』の予告編が達成した再生回数記録は、過去に公開されたディズニーアニメの実写版映画の予告編と比較しても、群を抜いた数字となっている。『美女と野獣』(2017)の予告編再生回数はリリース当時に9,400万回、『クルエラ』(2021)は6,800万回、『アラジン』(2019)は7,400万回、『マレフィセント2』(2019)は6,200万回だった。
『リトル・マーメイド』の予告編再生回数の集計は、世界中のYouTube、Twitter、Snapchat、TikTok、Instagramから集計したもの。2022年9月8日に英エリザベス女王2世が逝去したため、イギリスとアイルランド、オーストラリアの数字はカウントされていない。また9月9日夜には、『リトル・マーメイド』がRedditのトレンドトピックでナンバーワンに輝き、YouTubeの「映画」セクションでもトレンド動画の1を獲得。初となる実写版アリエルに、世界中が大きく注目しているようだ。
海中に暮らすトリトン王の反抗的な末娘・アリエルは、地上の世界への憧れを抱いていた。あるとき、海面に上がったアリエルはエリック王子との恋に落ちるが、人魚たちは人間との接触を禁じられている。しかしアリエルは自分の恋心に従い、海の魔女・アースラとの契約を交わすのだった。彼女が人間としての生活を手に入れるかわりに、アリエルとトリトン王は危機に立たされることになる。
出演者はアリエル役のハリー・ベイリーをはじめ、エリック王子役に『ベラのワンダフル・ホーム』(2019)のジョナ・ハウアー=キング、トリトン王役に名優ハビエル・バルデム、アースラ役に『ある女流作家の罪と罰』(2018)などのメリッサ・マッカーシー。声優陣には、セバスチャン役で『ブラインドスポッティング』(2018)のダヴィード・ディグス、フランダー役で『ルーム』(2015)のジェイコブ・トレンブレイ、スカットル役で『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のオークワフィナが名を連ねている。
『メリー・ポピンズ リターンズ』(2019)『シカゴ』(2002)のロブ・マーシャルが監督を務め、『メリー・ポピンズ リターンズ』のデヴィッド・マギー&ジョン・デルーカと共に脚本も担当。音楽はオリジナルのアニメ映画版から名匠アラン・メンケンが続投するほか、新曲の作詞には『ハミルトン』(2020)『イン・ザ・ハイツ』(2021)のリン=マニュエル・ミランダが参加した。
実写映画版『リトル・マーメイド(原題:The Little Mermaid)』は、2023年初夏に日本公開予定(米国公開日は5月26日)。
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Source:Variety