ブラッド・ピット、クエンティン・タランティーノの映画引退作に出演へ ─ 2025年の公開めざす

クエンティン・タランティーノの新作にして映画監督引退作『The Movie Critic(原題)』に、ブラッド・ピットが出演することがわかった。米Deadlineなどが報じている。
既報によると、本作は1977年のカリフォルニアを舞台とした、「ポルノ雑誌に映画批評をよく寄稿していた」実在の男性をモデルとする物語。報道では「おそらく主人公だと思われる」と伝えられているが、以前タランティーノはモデルの人物が当時30代だったことに触れ、「(主演は)35歳くらいの俳優だと思います。私にとっては確実に新たな主演男優」とも語っていたため、信憑性には疑問の余地がある。
なお、ピットは現時点で契約交渉中とみられ、米Varietyは「交渉の状況は不明」と記した。
タランティーノとピットがタッグを組むのは、『イングロリアス・バスターズ』(2009)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)に続いて3度目。前作『ワンス・アポン~』で、ピットはアカデミー賞&ゴールデングローブ賞の助演男優賞に輝いた。信頼のタッグで、今度はどんな一面を見せてくれるのか。
プロデュースを務めるのは、『ヘイトフル・エイト』(2015)『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)『パルプ・フィクション』(1994)のステイシー・シェア。配給は未定だが、報道では『ワンス・アポン~』に続いてソニー・ピクチャーズが担当するのではないかとみられている。
現時点でタランティーノ、ピット、シェア以外のキャスト・スタッフは未定であり、撮影時期も不明。2025年の公開を目指して企画が進められているようだ。