Menu
(0)

Search

クリント・イーストウッド監督・主演『The Mule』米予告編が到着 ― ブラッドリー・クーパーら豪華俳優共演、傑作の予感高まる

https://www.youtube.com/watch?v=N_QksSzK7sI 動画サムネイル

名優クリント・イーストウッドが監督・主演を務める新作映画『The Mule(原題)』の米国版予告編が公開された。イーストウッドにとっては『グラン・トリノ』(2008)以来の監督・主演作品となる本作、あえて言うならば、もはや“傑作の予感しかしない”…!

米国版予告編は、イーストウッド演じる主人公アール・ストーンが、車のトランクに積んでいる荷物がドラッグであることを確かめる場面から始まる。現れた警官に荷物の中身を尋ねられたストーンは、ピーカンナッツを運んでいるのだと釈明。「娘が最低のピーカンパイを作るので、旦那に申し訳なくて。ナッツにも申し訳なくて」。ところが警官の車からは犬の鳴き声が聞こえて……。

本作『The Mule』でイーストウッドが描くのは、孤独で無一文、差し押さえを受けた80歳代の男性アール・ストーンが、メキシコの麻薬カルテルへのドラッグの運び屋となる物語だ。何も知らないまま、ドライバーとして危険な仕事を引き受けたストーンは、やがて麻薬取締局の捜査官コリン・ベイツにも追われるようになっていく。

予告編の中で、ストーンは自身の後悔と願いを語っている。

「家族は何よりも大切だ。俺がやったことはするべきじゃない。仕事を家族よりも優先した。自分の家にいることより、外で誰かと会っているほうが大切だと思ってたんだ。とんでもない間違いだった。俺はひどい父親で、ひどい夫だった。チャンスを台無しにしたんだ。許されざる男だ。
これが最後の仕事だ。だから神様、助けてほしい。これが最後の仕事なんだ。こんなことを言ってもしょうがないのかもしれないが、本当に申し訳なかった。」

本作にはイーストウッドのほか、捜査官コリン・ベイツ役で『アメリカン・スナイパー』(2014)以来のタッグとなる俳優ブラッドリー・クーパー『アントマン』シリーズやNetflixオリジナルシリーズ「ナルコス: メキシコ編」(2018年11月16日配信)のマイケル・ペーニャ、『マトリックス』『ジョン・ウィック』シリーズのローレンス・フィッシュバーン、アカデミー賞に2度輝く女優ダイアン・ウィースト、『ゴッドファーザー PART III』(1990)などの名優アンディ・ガルシアらが出演する。脚本は『グラン・トリノ』のニック・シェンクが執筆した。

映画『The Mule(原題)』は2018年12月14日に米国公開予定

Source: Deadline
Eyecatch Image: YouTube 動画サムネイル

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。