ダコタ・ファニングとエル・ファニングが姉妹初共演『ナイチンゲール』2027年2月米公開決定

『トワイライト』シリーズで知られるダコタ・ファニングと、『マレフィセント』シリーズのエル・ファニング。ハリウッドを代表する姉妹俳優が初共演を果たす『The Nightingale(原題)』が2027年2月12日に米国公開されることが明らかになった。米Deadlineが報じている。
TriStarが製作を手がける本作は、クリスティン・ハンナによる世界的ベストセラー歴史小説を原作とした映画。原作小説は、第二次世界大戦下のドイツ占領下にある戦火のフランスを舞台に、サバイバルと愛、そして自由を求めて、それぞれ危険な道を選んだ姉妹の物語を描く。2015年の刊行以来、45ヵ国語に翻訳され、全世界で1100万部以上を売り上げている。
長らく構想が温められてきた企画だが、パンデミック以降初めて本格的に再始動することとなった。主演のファニング姉妹は初共演となり、製作も兼任する。
企画の始まりは2015年。TriStarが原作小説の映画化権を取得し、その後はメラニー・ロラン(『ガルヴェストン』)が監督を務めるバージョンにファニング姉妹が出演予定だったが、パンデミックによるスケジュールの混乱から企画は延期に。ロランが別作品への参加を理由に降板したことで、長く停滞していた。
新たにメガホンを取るのは、『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』(2025)や、「ベター・コール・ソウル」「13の理由」などを手がけたマイケル・モリス。脚本は、『セイフ ヘイヴン』(2013)『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち』(2023)のダナ・スティーヴンスが担う。
プロデューサーにはファニング姉妹に加え、『最高に素晴らしいこと』(2020)のブリタニー・カーハン・ウォード、『エイリアン:ロムルス』(2024)のエリザベス・カンティロン、『ザリガニの鳴くところ』(2022)のリース・ウィザースプーンとローレン・ノイスタッターが名を連ねる。
ファニング姉妹は、ともに子役としてキャリアをスタートさせ、早くからハリウッドで注目を集めてきた存在だ。姉ダコタは、『アイ・アム・サム』(2001)で天才子役として脚光を浴びたのち、『マイ・ボディガード』(2004)や『宇宙戦争』(2005)など話題作に次々と出演。近年は、『イコライザー THE FINAL』(2023)でデンゼル・ワシントンと再共演を果たし、『ザ・ウォッチャーズ』(2024)ではホラーサスペンスに挑戦するなど、ジャンルを問わず活躍を続けている。
一方、妹のエルは、子役時代から独特の透明感と演技力で評価され、『SOMEWHERE』(2010)や『マレフィセント』(2014)などで国際的な注目を集めた。ティーン以降は『20センチュリー・ウーマン』(2016)や『パーティで女の子に話しかけるには』(2017)などインディ作品でも評価され、コメディと史劇が融合した異色の歴史ドラマ「THE GREAT 〜エカチェリーナの時々真実の物語〜」では主演を務め、ゴールデングローブ賞にもノミネートされた。今後は、『プレデター』シリーズの最新作『プレデター:バッドランド』の公開が控えており、話題作への出演が続いている。
そんな実力派姉妹が満を持して初共演を果たす『The Nightingale(原題)』は、2027年2月12日に米国公開予定。
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Source:Deadline