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アレクサンダー・スカルスガルド主演の新作にニコール・キッドマン、ウィレム・デフォーら豪華キャスト交渉中

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「トゥルーブラッド」(2008-2014)『ターザン:REBORN』(2016)のアレクサンダー・スカルスガルド主演、『ウィッチ』(2015)の気鋭監督ロバート・エガース監督の新作映画『The Northman(原題)』が、豪華キャストが結集する方針で企画されていることがわかった。米The Hollywood Reporterなど複数のメディアが伝えている。

報道によれば、本作にはアレクサンダーをはじめ、名優ニコール・キッドマン、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)『永遠の門 ゴッホの見た未来』(2019年11月8日公開)のウィレム・デフォー、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』シリーズのペニーワイズ役で知られる、アレクサンダーの弟でもあるビル・スカルスガルド、そして『スプリット』(2017)『ミスター・ガラス』(2019)のアニャ・テイラー=ジョイが出演交渉中だという。

監督を務めるロバート・エガースは、17世紀を舞台に“魔女”を描いたホラー『ウィッチ』で注目され、ロバート・パティンソン&ウィレム・デフォー主演の最新作『The Lighthouse(原題)』がカンヌ国際映画祭で上映された映画界屈指の注目株。スリラー/ホラーの分野で才能を発揮する逸材で、後者は早期の日本公開が望まれている一本だ。なお、現在のキャスティングがすべて実現すれば、エガース監督はアニャと『ウィッチ』以来の、ウィレムと『The Lighthouse』以来の再タッグを組むことになる。

新作『The Norseman』は、10世紀のアイスランドを舞台に、ノルウェーの王子が亡き父親の復讐に乗り出す物語。出演契約が結ばれれば、アレクサンダーが主人公の王子役、ニコールがその母親役を演じるとのこと。2人は「ビッグ・リトル・ライズ」(2017-)でも共演しているため、こちらも実現の暁には再びの顔合わせとなる。アレクサンダーは本作のアイデアをエガース監督に提案したとされており、プロデューサーも兼任予定。脚本はエガース監督と、アイスランドの詩人兼小説家ショウン(Sjón)が共同執筆する。

ちなみに注目しておきたいのは、本作のプロデューサーとして、『ウィッチ』を手がけ、その後はアリ・アスター監督作品『ヘレディタリー/継承』(2018)『ミッドサマー』(2020年2月公開)を手がけたラース・クヌードセンが参加していること。確かな実力をもつ映画作家とのコラボレーションで成果を挙げている才人だけに、今から作品の出来栄えに期待がかかる。

アレクサンダー・スカルスガルド出演『モーガン夫人の秘密』

Source: THR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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