アーミー・ハマー、『ゴッドファーザー』舞台裏を描くドラマの主演から降板

フランシス・フォード・コッポラ監督による不朽の名作『ゴッドファーザー』(1972)の舞台裏を描くドラマシリーズ「ジ・オファー(原題:The Offer)」での主演が発表されていたアーミー・ハマーが、企画から降板することが判明した。米Varietyが報じている。
「ジ・オファー」は、『ゴッドファーザー』のプロデューサーであるアルバート・S・ラディが製作中に体験した“語られざる出来事”に焦点を当てる物語。2020年12月上旬、ハマーがラディ役で主演を務めることが発表されていた。このたびの報道で、ハマーが降板した理由については明かされていない。2021年1月中旬に取り沙汰された、SNSのダイレクトメッセージでハマーが書いたとされる内容の流出疑惑が影響していると予想される。
この流出疑惑が浮上したのと時を同じくして、ハマーはジェニファー・ロペスと共演予定だったコメディ映画『Shotgun Wedding(原題)』から降板することが発表されている。ハマーは、疑惑を一蹴した上で同作からの降板理由を「オンライン上での悪質な攻撃がある中、子どもたちから4ヶ月以上離れてドミニカ共和国での撮影に参加することはできない」と伝えていた。流出疑惑騒動から日が浅いこともあり、「ジ・オファー」での降板も『Shotgun Wedding』と同様の理由である可能性も考えられるだろう。なお、ハマーの代役などについては伝えられていない。
「ジ・オファー」は全10話構成で、1シーズン限りのリミテッドシリーズとなる。脚本・製作総指揮は、ロバート・アルトマン監督がハリウッドの内幕を描いた群像劇『ザ・プレイヤー』(1992)などのマイケル・トルキン。物語の主人公であるラディ本人も製作総指揮として参加する。