【ネタバレ】「ザ・ペンギン」第7話、サルのヤバすぎる腹づもりが脚本で判明 ─ 最悪のバッドエンド、回避される

この記事には、「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」第7話『トップ・ハット』のネタバレが含まれています。

「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」第7話『トップ・ハット』では、サルがオズを捕らえ、ドラッグ「ブリス」の地下工場へ案内させる。現場で働くオズの手下たちに対し、サルは今後はマローニ家とジガンテ家の下で働くようにと告げる。一方オズは、サルの妻ナディア(ショーレ・アグダシュルー)と息子タージ(アリア・シャガセミ)を焼き殺した時の匂いを生々しく語り挑発。激怒したサルはガソリン缶を手に取るが、ソフィアから「殺すな」と指示を受けた彼女の部下に止められる。その隙にオズの手下が照明を落とし、混乱を引き起こす。

インタビューにてブラウンは、この場面でサルは「オズを燃やすつもりだった」と語っている。「ゆっくり燃やしてやるつもりでした。体をバラバラにして焼き尽くす気だったんです。奴にガソリンをかけて、自分の肉が焼ける臭いを嗅がせる。考え得る限り、最も苦痛なことをしてやろうと考えていました」。
また、脚本上ではさらに過激なシーンが用意されていたが、実務的な理由で実現には至らなかったようだ。
「オズがナディアについて話した後で、彼にガソリンをかけるシーンが一時的に脚本に入っていたと思いますが、メイクの都合で実現不可能でした。もちろん、メイクの上にガソリンをかけるわけにはいきません。水をかけただけでも、メイクが水を吸収して台無しになり、最終的に水浸しになって、コリンが装着するにはさらに不快な状態になります。」
オズ役のコリン・ファレルは、大がかりな特殊メイクとファットスーツに身を包んでおり、その過酷さゆえ撮影中に愚痴をこぼすほどだったと明かしている。水浸しになることが現実的でないのも納得だ。
作中ではその後、サルとオズが車両内で激しい格闘を繰り広げる。サルが優勢になるも、突然息を切らし始め、苦しそうに倒れこむ。その様子に驚いたオズは「おい そんなのダメだ」と言い、あわてて自分の勝利を主張するが、サルはまもなく心臓発作で死亡する。
ブラウンはこの予想外の最期について、「素晴らしいジョークだと思いましたよ」と語っている。「あれは、オズにさらなるフラストレーションを与えるものなんです。オズはサルと同じく凶暴で、自分が満足出来る方法で殺す必要がある。だから、あれはかなり不満足な結末だったでしょうね」。

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Source:Variety