マーベル・コミックス版ウルトラマン、カバーイラスト公開 ─ 「特撮は可能性の塊です」脚本家コメント

きたぞ!われらのウルトラマン!
日本が誇るヒーローを、米マーベル・エンターテイメントが新たにコミック化する注目のコラボレーション『THE RISE OF ULTRAMAN』のカバーイラストが公開ととなった。米シカゴにて2020年2月29日(土)に開催された「Chicago Comic & Entertainment Expo/C2E2」にて、マーベル・コミックス編集長のC.B.セブルスキーによってお披露目となった。
『THE RISE OF ULTRAMAN』第1巻は、 初期のウルトラマンシリーズに立ち返るストーリー。脚本はカイル・ヒギンズ(代表作:「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」、 「ウインター・ソルジャー」)とマット・グルーム(代表作:「セルフ/メイド」)。作画はフランチェスコ・マンナで、これまでにジェイソン・アーロン「アベンジャーズ」やダン・スロット「ファンタスティック・フォー」などを手掛けたアーティストだ。3名とも、ウルトラマンシリーズのファンだという。脚本のカイルとマットからはコメントも到着した。
カイル・ヒギンズ氏コメント
数年前、 パワーレンジャーを手掛けたおかげで、 特撮について勉強することができました。 特撮の斬新さや閃き─特に、 ウルトラマン─が、 私の大きな喜びの源になっています。
特撮は“可能性の塊”です。 私たちが考えるスーパーヒーローの語り口まで、 可能性に満ちています。
マット・グルーム氏コメント
怪獣は、 我々の世界の闇や恐怖の具現化として表現されてきました。 しかし、 円谷英二さんほど、 迫りくる切実で膨大な問題として理解している人はいませんでした。
彼は、 私たちの頭上に迫る暗闇を摩天楼のようなものとして想像していたのではないでしょうか。 それは日常とかけ離れた、 未知で、 怒りに満ちているものです。 しかし、 彼は同時に人類が巨大怪獣に立ち向かい、 戦う場面も想像したのでしょう―私たちが最悪の衝動を乗り超えて、 もっと高貴な存在を受け入れて。 彼が想像したのは「ウルトラマン」でした。
我々のいる複雑で、 矛盾した、 嘘まみれの社会において、 「ウルトラマン」は何を意味しているのでしょう。 それを、 これから見つけ出していきたいです。