『スパイダーマン:スパイダーバース』新作短編アニメが製作 ─ 次世代クリエーター教育プログラムとして
マーベル『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)の新作短編アニメ『The Spider Within(原題)』が製作されていたことがわかった。米Varietyが報じた。
米ソニー・ピクチャーズ・アニメーションとソニー・ピクチャーズ・イメージワークスによる、業界志願者向けの指導プログラム「LENS」の一環として製作された。2023年6月開催のアヌシー国際アニメーション映画祭で限定上映されるという。現時点で、映画祭以外の場で本作品が披露されるかは不明だ。
「内なるスパイダー」を意味するタイトルを持つこの短編は、本家同様マイルス・モラレスが主人公となる物語。スーパーヒーロー活動と、10代としての学業や生活を両立させるべく奮闘するというスパイダーマンお馴染みの題材が描かれるようだが、本作でモラレスはプレッシャー過多によるパニック発作を経験。街を悪から守ることと同じくらい、「助けを求めること」とは勇敢な行為であると学んでいくストーリーという。
『スパイダーバース』は画期的なアニメーション手法が高く評価され、アカデミー賞長編アニメーション賞にも輝いた。その短編とあれば、次世代のクリエーターにとって刺激的な環境であることは間違いない。本プロジェクトでは、『長ぐつをはいたネコ』(2011)ミッチェル・ライモと『Spider-Ham: Caught in a Ham』(2019)デヴィッド・シューレンベルクが指導にあたり、共に製作を行う。
シリーズは最新作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が2023年に公開予定で、さらなる続編も『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』に2024年公開予定だ。
▼ スパイダーバースの記事
『スパイダーマン』マイルス・モラレス実写版映画は「あと2本映画を作った後」とプロデューサー 広がるスパイダーバース 【ネタバレ】『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』あの人たちのサプライズ登場、実現の舞台裏 ─ 「出して大丈夫だよね?ダメとは聞いてないし」 ちょっとした小話です 『マダム・ウェブ』『クレイヴン・ザ・ハンター』は独立した作品に ─ 『スパイダーマン』ユニバースから解放された新戦略 誰でも楽しめそう 『スパイダーマン:スパイダーバース』ピーター・B・パーカー役声優、ある条件でなら実写版にも「参加したい」 みんなは見たい? 【ネタバレ】『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』貴重なコンセプトアートが米公開 ─ マイルス、グウェン、ミゲルほか じっくりご覧ください
Source:Variety