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『遊星からの物体X』リメイク企画が始動、原作小説の完全版を映画化 ─ 新たなページ、数十年越しで発見される

遊星からの物体X
© 1982 UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

今なお熱狂的な人気を誇り、全世界に多大なる影響を与えてきたジョン・カーペンター監督のSFホラー傑作『遊星から物体X(1982)の新たなリメイクを、ユニバーサル・スタジオとブラムハウス・プロダクションズが手掛けることがわかった。米Colliderなど複数のメディアが報じている。

『遊星から物体Xは、ジョン・W・キャンベル著の小説『影が行く』(1938年発表)を原作に、極寒の南極観測基地という閉ざされた空間を舞台に、謎の生命体と観測隊員たちの死闘を描いたSFホラーの金字塔だ。『影が行く』は、1951年にクリスチャン・ナイビー監督『遊星よりの物体X』としても映画化されている。ただし、原作小説には一部削られたページがあり、2018年に発見されたオリジナルの原稿『フローズン・ヘル(原題:Frozen Hell)』が完全版にあたるという。

遊星からの物体X
© 1982 UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

このたびのリメイクでプロデューサーを務めるアラン・ドンズは、「正式決定だ!」「署名済みの契約書を受け取った」「『遊星からの物体X』リメイクの製作総指揮を務めることになりました」と興奮を隠せない様子だ。「今回は、ジョン・W・キャンベル著『影が行く』の完全版で何十年も発見されなかった画期的な小説『フローズン・ヘル』を基に映画化します」「これで、キャンベルが思い描いていたヴィジョンを大きなスクリーンで完全再現することが出来る」「もちろん、クリスチャン・ナイビー版やジョン・カーペンター版の要素も含まれています」と記し、原作や映画へのリスペクトと本作に捧げる熱い想いを述べている

なお、今回の原作となる『フローズン・ヘル』を発見したのは作家ジョン・ベタンコート。出版のための資金調達が行われたKickstarter(クラウドファンディングサービス)では、サポーターに向けて映画化の情報が報告された。ジョンは「みんな凄く興奮していて、製作は急ピッチで進んでいます」と投稿し、順調に製作が進んでいることを報告している。監督、キャスト、製作時期などは発表されていない。

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Sources: Collider, Kickstarter

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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