Netflix『アンブレラ・アカデミー』予告編が公開 ─ 元マイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイ原作

惜しまれながらも解散した人気ロックバンド、マイ・ケミカル・ロマンス(My Chemical Romance)のフロントマン、ジェラルド・ウェイが手がけた同名コミックを原作とするNetflixオリジナルシリーズ『アンブレラ・アカデミー』より、日本版予告編映像およびビジュアルが公開となった。
1989年、世界中で妊娠していない43人の女性が同日同時刻に突然出産するという事件が発生、億万長者の実業家であるレジナルド・ハーグリーヴズ卿が、特殊な能力を持つ7人の子供を養子として引き取り、世界を救うスーパーヒーローに育てる“アンブレラ・アカデミー”を創設。しかし計画通りには進まず、子供たちが育ち、ティーンエイジャーになると家族は散り散りになり、アンブレラ・アカデミーは解散、さらに時は経ち、ある日父は謎の死を遂げてしまう。父の死を弔うため、大人に成長した兄弟姉妹は嫌々ながらも再集結、特殊能力により地球が8日後に滅亡することを知った彼らは、人類を救うため、そして父の死に隠された謎を解明しようと立ち上がることに…。
予告編では、彼らの誕生からアンブレラ・アカデミーの創立、成長していく姿が描かれている。しかし、ルーサー(トム・ホッパー)、ディエゴ(デヴィッド・カスタネダ)、アリソン(エミー・レイバー・ ランプマン)、クラウス(ロバート・シーアン)、ヴァーニャ(エレン・ペイジ)、ナンバーファイブ(エイダン・ギャラガ―)ら、兄弟姉妹は“クセが強すぎ”で、性格も能力もやる気もバラバラなため、家族の関係に亀裂が生じ始める。
日本の音楽番組出演や、武道館ライブを実施した経験も持つマイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイが手掛けた同名コミックは、全米でマーベル・コミック、DCコミックスと肩を並べる出版社、ダークホースコミックスから出版された人気タイトル。個性的なキャラクターたちが繰り広げる人間模様とバトルアクション、誰も予想ができないストーリーで、通常のヒーローものとは一味違う複雑な展開により、アメコミファンはもちろん、批評家からも絶賛され、米コミック界で権威のあるアイズナー賞を受賞している。
マイ・ケミカル・ロマンスのファンは、予告編映像に起用されている楽曲の声にもピンとくるだろう。この曲は、1966年発表のサイモン&ガーファンクルの楽曲”HAZY SHADE OF WINTER(冬の散歩道)”のカバー。ボーカルをジェラルドが、ギターをマイケミの元メンバーであるレイ・トロが務めた。ちょっとしたマイケミのリユニオンとなっている点もファンには嬉しい。

Netflixオリジナルシリーズ『アンブレラ・アカデミー』は、2019年2月15日(金)より全世界同時オンラインストリーミング。
Netflixオリジナルシリーズ「アンブレラ·アカデミー」:https://netflix.com/アンブレラアカデミー