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海外映画祭で話題、ブレンダン・フレイザー渾身作『The Whale』米予告編が公開

The Whale

『ハムナプトラ』シリーズのブレンダン・フレイザー主演、A24とダーレン・アロノフスキー監督による話題作『The Whale(原題)』の米予告編映像が公開になった。

フレイザーは本作で重度の肥満に苦しむ英語教師、チャーリー役を演じている。恋人だった男性の死をきっかけに過食に走ってしまった彼の苦しみや悲劇とともに、長年疎遠になっていた10代の娘と絆を取り戻そうとする姿が描かれる。

予告編映像では暗い部屋でソファーに腰掛けるチャーリーが映し出された後、浜辺に佇む少女に切り替わる。チャーリーは「人間とは、気にせずにはいられないものだと感じたことはある?」と誰かに尋ねている。やがてチャーリーは、呼吸器を装着した姿で「人は素晴らしい」と涙ながらに口にする。ここに至るまで、どのようなドラマがあったのかを想像させる、情緒ある映像となっている。

娘役には「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016−)をはじめ、『フィアー・ストリート』シリーズなどのセイディー・シンク。『ダウンサイズ』(2017)のホン・チャウ、「ウォーキング・デッド」(2010−)などのサマンサ・モートン、『アイアンマン3』(2013)のタイ・シンプキンスらが脇を固めている。フレイザーは体重270kgのチャーリーに扮するために、着用するだけでも6時間も要する136㎏のファットスーツを身にまとい撮影に臨んでいた。

本作は2022年9月4日にヴェネツィア国際映画祭でのプレミア上映にてお披露目されると、6分間に渡り観客から拍手喝采を浴び、フレイザーが感極まる姿を見せたことも話題となった。ちなみに本作が『マザー!』(2017)以来の監督作となるアロノフスキー監督にとって、ヴェネツィア国際映画祭は『レスラー』(2008)が最高賞である金獅子賞を受賞したなじみ深い映画祭でもあった。次いでトロント国際映画祭やロンドン映画祭でも盛大なスタンディングオベーションが沸き起こっている。批評家たちの間ではすでにアカデミー賞主演男優賞の候補として有力視されている。

映画『The Whale(原題)』は、2022年12月9日より米国公開。日本では、2023年公開と伝えられている。

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Source:Variety

Writer

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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