映画館の座席、どの位置が好き?ノーラン監督は「シネスコなら3列目中央、IMAXなら真ん中から少し後ろが好き」

あなたは映画館で映画鑑賞をする時、座席の位置にこだわりはお持ちだろうか?
座席を自由に選択できるとき、筆者はなるべく中央の席を狙う。スクリーンの全体を、できるだけ正面から捉えたいからだ。
しかし、隅の方の席でひっそりと鑑賞するのが好きだという声や、前方の席で、視界に収まりきらないスクリーンを見上げて迫力を楽しみたいという声、最後列で劇場全体を見渡しながら鑑賞しているという声も聞く。座席のチョイスには、個人の性格や好みが現れて興味深い。
劇場体験に強くこだわるクリストファー・ノーラン監督にも、お気に入りの座席の位置があるようだ。スクリーンや劇場の大きさによってその場所は異なるようで、米APに次のように話している。
「シネマスコープ比率 の劇場では、前方付近、3列目の真ん中が好きです。スタジアムのIMAXの時だったら、もう少し後ろ。センターラインの少し後ろ、ちょうど真ん中あたりが好きです。」
ノーラン監督は、最新作『オッペンハイマー』をIMAXフォーマットで上映・鑑賞することに強いこだわりを持っており、「素晴らしい没入感を味わえる」と力説。2023年7月21日に米公開を迎える本作は大きな期待を集めている一方、実はまだ日本での公開予定が全く伝えられていないのだ。
もしも今後『オッペンハイマー』が日本公開を果たすのであれば、きっとIMAX上映が最も魅力的な鑑賞フォーマットになるはず。その際には、ノーラン監督お気に入りの「センターライン少し後ろの真ん中あたり」の座席を狙ってみてはいかが。
Source:AP