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「チェルノブイリ」ヨハン・レンク監督、傑作文学『魔術師』ドラマ版に契約交渉中 ─ 謎と怪奇と冒険、ジョン・ファウルズ原作

ヨハン・レンク
Photo by Frankie Fouganthin https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ulla_Skoog_%26_Johan_Renck.jpg Remixed by THE RIVER

「チェルノブイリ」(2019)のヨハン・レンクが、作家ジョン・ファウルズによる英文学の傑作『魔術師』のドラマ化企画(タイトル未定)に、監督として契約交渉中であることがわかった。米Varietyが報じている。

1965年に刊行された『魔術師』は、ギリシャの孤島を舞台に、イギリス出身の英語教師であるニコラス・アーフェが、不思議な島のオーナーによって次々と仕掛けられる巧妙な罠に翻弄されていく複雑かつ奇妙な物語。同作はファウルズ自身が脚色して、アンソニー・クインやマイケル・ケイン、キャンディス・バーゲ共演で、1968年に『怪奇と幻想の島』という題名のもと映画化されている。

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ドラマ版の脚本は『ジュディ 虹の彼方に』(2019)や「ザ・クラウン」(2016-)のトム・エッジが執筆する。製作を務めるのは『1917 命をかけた伝令』の監督サム・メンデスとプロデューサー、ピッパ・ハリス率いる製作会社「Neal Street Productions」。ハリスは契約交渉中のレンクについて、「彼以上にジョン・ファウルズの傑作小説をうまく映像化できる人を思いつきませんでした」と絶賛しており、一方のレンク本人は自身のInstagramにて、原作小説の書影に「何かが起ころうとしている」という意味深な文章を添えている。

「チェルノブイリ」のほかにも「ブレイキング・バッド」(2008-2013)など数多くの傑作ドラマを手掛けてきたヨハン・レンクは、2021年にイギリス・アメリカで刊行予定の同名小説をドラマ化する「Girl A(原題)」にも監督・製作総指揮として契約交渉中だ。

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Source: Variety

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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