ベネディクト・カンバーバッチ主演映画に『ジョジョ・ラビット』トーマシン・マッケンジーら出演決定 ─ 『ジョーカー』アーサー母役、『X-MEN』ナイトクローラー役も

マーベル映画『ドクター・ストレンジ』シリーズのベネディクト・カンバーバッチ主演映画『The Power of the Dog(原題)』に、『ジョジョ・ラビット』(2019)のユダヤ人少女役トーマシン・マッケンジー、『ジョーカー』(2019)アーサーの母親役フランセス・コンロイらが出演することが分かった。米Deadlineが報じている。
トーマシン、フランセスに加え、『X-MEN』シリーズのナイトクローラー役コディ・スミット=マクフィー、『スーサイド・スクワッド』(2016)のスリップノット役アダム・ビーチ、ピーター・キャロル、キース・キャラダインの出演が発表された。なお、新キャストが演じる役は不明だ。共演には、『スパイダーマン』シリーズのキルスティン・ダンスト、『アイリッシュマン』(2019)のジェシー・プレモンスが決定している。
本作はモンタナ州を舞台に、フィル(カンバーバッチ)とジョージ(プレモンス)の裕福なバーバンク兄弟を描いた物語。優雅で華々しいが薄情なフィルと、無神経で気難しいが優しいジョージは、モンタナ・バレー最大の牧場を共同で経営している。急速に近代化する20世紀の中で、2人の暮らす地域には保守的な考えが残っていた。ある時、ジョージは地元の未亡人ローズ(ダンスト)と内緒で結婚する。フィルはショックと怒りから、ローズの女々しい息子ピーターを利用して、情け容赦ない仕打ちを与えていく。
原作は、アメリカ人作家トーマス・サヴェージによる1967年発表の小説『The Power of the Dog(原題)』。監督・製作には、アカデミー賞受賞作『ピアノ・レッスン』(1993)のジェーン・カンピオンが就任している。『英国王のスピーチ』(2010)のエミリー・シャーマン、イアン・カニングらが製作を担当。Netflixが2019年(第72回)カンヌ国際映画祭にて本作の世界配給権を獲得し(一部の国を除く)、2021年の劇場公開と配信開始を予定している。
トーマシン・マッケンジー出演の『ジョジョ・ラビット』は公開中。
Source:Deadline