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ティム・バートン監督、まだ『ザ・バットマン』観ていない ─ 自身の『バットマン』2作の「ダークさ」を振り返る

ザ・バットマン
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『ビートルジュース』(1988)『シザーハンズ』(1990)をはじめとする名作映画で、毒気のあるダークでファンタジックな世界を描くティム・バートンが、自身が監督を務めた『バットマン』(1989)と続編『バットマン リターンズ』(1992)を振り返っている。

『バットマン リターンズ』が公開30周年を迎えたことを記念して、バートンは英Empireのインタビューに登場。公開当時に同作が「ダークすぎる」と非難されたことについて、「今観ると、“ダークすぎる”と言われた記憶が蘇ってくるから面白いですね。だから、少し笑えてくるんですよ」と語っている。

監督は、『リターンズ』は歪んでいながらも遊び心のあるゴシックな作品で、捻くれた感覚を持っており、『ダークナイト』シリーズやマット・リーヴス監督による『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のような、地に足が着いた気骨さとは程遠いと分析。そう語ったバートンだが、『ザ・バットマン』は未見だと明かしている。

バートンはシリーズ第3作『バットマン フォーエヴァー』(1995)にも続投する予定だったが、続編がコミック的な路線に軌道修正されたことなどが原因で監督を降板。スタジオは後任としてジョエル・シューマカーを任命したが、そのバージョンはカラフルすぎてアニメ的だと批判された。その点にも触れたバートンは、こう語っている。

「彼らは別の道を歩んでいました。そこが笑えるんです。その時に僕は、“ちょっと待ってよ。僕が変だとかダークだと文句をつけるくせに、コスチュームに乳首を付けるのか?くたばれよ”という感じでした。マジでね。そうなんです。だから僕は、第3作をやらなかったんですよ。」

『バットマン』映画に関しては、ダークなトーンで作れば「ダークすぎる」と非難され、明るいトーンにしたらしたで文句を言われてしまうしで、監督泣かせのフランチャイズだと言えそうだ。ちなみに、バートンが言及した“コスチュームの乳首”とは、シューマカー版のバットスーツに施された乳首のことである。

続けてバートンは、自身が手掛けた『バットマン』2作の“ダークさ”について、さらに説明している。

僕は過度にダークなだけではありません。ある意味で暗さは僕を象徴していて、それが自分の物の見方なんです。真の闇という意味ではなく、(他の要素も)混在しています。奇妙な実験のような感じがして、そのダークさが大好きなんです。」

これまでに、映画『バットマン』のフランチャイズではバートンとシューマカー、クリストファー・ノーラン、マット・リーヴスが監督を務めている。それぞれの作品を比較してみるのも面白いだろう。

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Source:Empire

Writer

Hollywood
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ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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