『デッドプール』親友役俳優、2度目の逮捕 ― 「列車に爆発物を持った女性がいる」と虚偽の通報

映画『デッドプール』(2016)で主人公ウェイド・ウィルソン/デッドプールの親友ウィーゼル役を演じたT・J・ミラーが、緊急通報用番号(911)に虚偽の通報を行ったとして逮捕されていたことがわかった。米The Hollywood Reporter誌、Deadline誌など複数のメディアが伝えている。

発表によると、ミラーは「コネチカット行きの電車に爆発物が積まれているという情報を意図的に流した」として、2018年4月9日(現地時間)に逮捕。翌10日には保釈金10万ドルを支払って釈放されたという。


問題の事件が発生したのは2018年3月18日(現地時間)のこと。ミラーは911番に通報し、ワシントンD.C.発、ニューヨーク州ペンシルベニア駅行きのアムトラック(編注:鉄道会社名)2256便に乗っていること、女性客のカバンに爆弾が入っていることを告げた。この時、ミラーは女性の特徴を「髪色はブラウンでスカーフを巻いている」と説明している。
アムトラック社はコネチカット州ウェストポートのグリーンファーム駅で該当の電車を停車させ、乗客を全員下ろしたが、爆弾処理班は車両から爆発物を発見することができなかった。

捜査官が再びミラーに電話で確認したところ、今度は女性の特徴を「赤髪に赤いスカーフ、ハンドル付きの黒いキャリーケースを持っている」と説明。カバンをしきりに確かめ、添乗員に次の停車駅をしきりに尋ねていると話したという。
この時、捜査官はミラーの話し声から判断して、アルコールを摂取しているかと確認している。ミラーは「赤ワインをグラス一杯飲んだ」と答えたようだ。精神的な疾患について問われると、「それはまったくない。こんな電話をするのは初めてだし、電車に乗っているみんなが心配だ。あの女を誰かが調べないと」と話したとされる。

 

のちに捜査官は、ミラー自身は通報のあった車両とは別の電車に乗っていたことを突き止めている。ミラーの乗っていた車両の添乗員によれば、ミラーはワシントンで乗車してきた時から酔っ払っているように見えたという。車内でも複数の酒を摂取したのち、泥酔のためニューヨークで下車したとのことだ。車内において、ミラーは同じ車両にいた女性との間で敵意あるやり取りを行っていたという。

このことから、ミラーは女性への恨みによって虚偽の通報を行い、誤った情報を伝えつづけたものとみられている。この事件は、FBIのテロ対策共同特捜部隊やコネチカット州警察など複数の機関によって捜査が行われており、ミラーには最大5年間の懲役刑が下される可能性がある。

ミラーが逮捕されるのは今回で2度目。2016年12月には、配車サービスUberのドライバーとの間でドナルド・トランプ米大統領について口論となり、暴行容疑で逮捕されている。なお、この時にもミラーは泥酔していたと報じられた。

現在、ミラーは出演最新作『デッドプール2』の劇場公開を控えている状況。米国では2018年5月18日、日本では2018年6月1日に公開される予定だが、この事件によってなんらかの影響が生じるかどうかは不明だ。なお、ミラーはスティーヴン・スピルバーグ監督作品『レディ・プレイヤー1』(4月20日公開)にも出演している。

Sources: THR, Deadline, Variety
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

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THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくお伝えしたいと思っています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp へ。

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