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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』年内に総興収10億ドル超え&米国No.1ヒット作に!ディズニーのルーカスフィルム買収戦略、大成功

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』2017年内に全世界興行収入で10億ドルを突破、ならびに「2017年に米国で最もヒットした映画」となる見込みだ。

Box Office Mojoによれば、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の米国興行収入は、2017年12月28日時点で約4億6,470万ドル。同サイトは大晦日までの3日間でさらに約5,700万ドルを稼ぐと予想しており、これが的中すれば、興収は年内に約5億2,100万ドルへ到達することになる。
2017年の米国興収ランキングの第1位は、同じくディズニー配給の『美女と野獣』の約5億400万ドル。すでに『最後のジェダイ』は年間第2位に位置しており、もし年内3日間の収入が予想をやや下回ったとしても、第1位へと上り詰める可能性は高いとみられる。ちなみに、ランキングの第3位は『ワンダーウーマン』の約4億1,256万ドルだ。

また『最後のジェダイ』は、同じく12月28日の時点で、全世界興行収入において約9億3,429万ドルを記録。これを受けて、米Variety誌は30日にも10億ドルの大台を突破すると予想している。Box Office Mojoの予想通り、米国だけで年内に約5,700万ドルを稼ぐとすれば、もう少し数字を伸ばして2018年を迎えることにもなりそうだ。2018年1月5日には巨大市場である中国での劇場公開も控えているため、さらなるヒットにも期待がかかる。

なお米Hollywood Reporter誌によれば、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)、そして『最後のジェダイ』の3作品の世界興収合計額が約40億6,000万ドルに達したという。これは、米ウォルト・ディズニー・カンパニーがルーカスフィルムを買収した金額をしのぐ数字だ。映画の製作・広報費、映画館との収益配分などを考えると純粋に「元を取った」とはいえないだろうが、同時にディズニーは関連グッズやソフトによって利益を得てもいる。ディズニーによるルーカスフィルムの買収戦略は、この時点で早くも大成功だといっていいだろう。

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国の映画館にて公開中

Sources: http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=starwars8.htm
http://www.boxofficemojo.com/news/?id=4356&p=.htm
http://variety.com/2017/film/news/star-wars-the-last-jedi-box-office-1-billion-1202649850/
https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/star-wars-franchise-crosses-4-billion-eclipsing-disneys-lucasfilm-price-1070624
©THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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